カルチャーツーリズム / 暮らしと文化をつなぐ町家巡り(3/8)

東海道五⼗三次の舞台となった⼤津宿のまち歩き案内後、大津〜京都の三条⼤橋までの約11kmを電動⾃転⾞で巡ります。
江⼾時代から現代に⾄る町家と街並みの変遷を体感し、新たな視点でまちの魅⼒を再発⾒。

未来に向けた暮らしのヒントを探っていきましょう!

開催概要

開催日
3/8(土)13:00〜16:30(京町家を改装したカフェバーで団らん後、自由解散)12:45から受付

料金・事前予約
参加費:3,850円 (kotobike電動自転車レンタル代込み)
カフェバー飲食代:実費有料
予約要 2/28(金)までにインスタDMで
定員:5名(最少催行人数3名)
雨天中止(前日の正午時点の天気予報で判断します)

詳しくはこちらをご覧ください。

「健康しが」共創会議シンポジウム みんなでつくろう! 自然に健康になれるまちづくり(2/5)

 滋賀県と輪の国びわ湖推進協議会が共催し、「健康しが」共創シンポジウムを開催します。

 滋賀県は、男性の平均寿命は全国1位、女性は2位と、全国トップクラスの長寿県です(厚生労働省令和2年度調査)。県として「健康しが」の取組に力を入れています。
 このたび滋賀県と輪の国びわ湖推進協議会が共催し、「健康しが」共創シンポジウムを開催します。
 テーマは「自然に健康になれるまちづくり」。
 日本ではあまり知られていませんが、アクティブ・トランスポートという概念があり、これは「移動そのものが身体活動になるような交通手段」を表す言葉です。徒歩や自転車のような移動手段は、通勤や通学のような機会が自然と運動になるという利点があります。忙しい現代人は生活の中で運動の時間を取ることがなかなかできませんが、移動のついでに運動ができるなら交通がそのまま健康維持につながります。

 基調講演は、健康になれる自転車の活用について。
 輪の国びわ湖は県の委託事業として3年間にわたり行った自転車通勤体験事業について報告します。

日時:2025年2月5日(水)13時30分~16時00分
場所:滋賀県庁新館7階大会議室およびオンライン(Zoom)
対象:「健康しが」共創会議参画団体
   健康づくり、健康経営に関わる企業・団体・行政担当者等
   自然に健康になれるまちづくりに関心のある方
   ★県外からのご参加も大歓迎です★
主催:滋賀県、輪の国びわ湖推進協議会
プログラム:
○第1部
基調講演「健康になれる自転車の活用(仮)」
講演者:西井 匠氏(株式会社地域資源バンクNIU 取締役)
○第2部
パネルディスカッション
ファシリテーター:垰田 和史氏(びわこリハビリテーション専門職大学 教授)
パネリスト:西井 匠氏(株式会社地域資源バンクNIU 取締役)
和田 武志氏(近江鉄道株式会社 鉄道部営業課 課長)
佐々木 和之氏(輪の国びわ湖推進協議会 事務局長)
野原 成彦(健康しが推進課 課長)

申込み:以下のフォームからお申し込みください。
https://ttzk.graffer.jp/pref-shiga/smart-apply/apply-procedure-alias/r6sinpo
申込期限:1月31日(金)

その他:会場では自転車の展示を行います。実際に見て、触れていただけます。

途中入退出も可能です。
また、個人の方、県外の方の参加も大歓迎です。
自然に健康になれるまちづくりや自転車を活用したまちづくりにご興味のある方、ぜひご参加ください!


※講師プロフィールなど詳細は以下からご確認ください。
【2月5日開催】「健康しが」共創会議シンポジウムのご案内

 

輪学 2024年度 第3回「デンマークのエコ生活やコペンハーゲンでの自転車事情」

デンマーク コペンハーゲンは世界最高の自転車都市となることを目標に、既に住民の2人に1人以上が毎日自転車に乗って通勤・通学をしている都市として有名です。
そんなコペンハーゲンに住むと実際の自転車事情はどんな感じなのでしょうか。
北欧、デンマークでの生活を通して感じてきた、地球環境•エコに対する市民の意識や生活の工夫についてお話頂き。少し不便でもいい、完璧でなくてもいい、そんなシンプルでゆるく豊かなデンマークのエコ生活やコペンハーゲンでの自転車事情などをお伺いします。

北川容子さん プロフィール

1993 アメリカ、カリフォルニア州で生まれる
2004 小学校5年生で鹿児島に帰国
2012 九州大学農学部に進学農政経済専攻
2016 デンマーク、コペンハーゲン大学大学院に進学(大学院卒業後、アルバイトやボランティアをしながら合計4年半デンマークでの生活を経て、デンマークで結婚後2021年に帰国)
2022 竜王町役場で環境推進員として、竜王町エコライフ推進協議会事務局をしながら滋賀県環境学習等推進協議会委員、滋賀県地球温暖化防止活動推進員として活動

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

自転車御守めざして! 棚田広がる春の里山サイクリング(大津市仰木の里&伊香立)(3/23,30)

サイクリングシーズンの始まりに小椋神社で自転車御守をゲットしよう!

かつて平安貴族たちの荘園があった仰木の里や伊香立には長閑な棚田風景が広がります。比良の山を望む里山を自転車でめぐり、春の訪れを感じてみませんか?

堅田駅集合の約25kmのコースです。お昼は伊香立にある老舗の地元食堂にご案内いたします。(食事代は含まれていません)


日程

2025年3月23日(日)、30日(日):10時~15時

集合・解散場所

JR湖西線・堅田駅

料金

お一人様:13,900円(税込)

(ツアー料金に含まれるもの)

サイクリングガイド、自転車、ヘルメット

定員

10名 (最低催行人員:4名)

行程

※ ⇒サイクリング移動

堅田駅 スタート ⇒ 小椋神社 ⇒ 龍光寺 ⇒ 馬蹄型棚田&仰木の一本桜 ⇒融神社 ⇒ いかだち食堂(昼食:各自にて注文精算) ⇒ 堅田駅ゴール 解散

※詳しくはこちらをご覧ください。
https://biwako-tourismbase.com/tour/6pE3WE2s

春の信楽お花見ピクニックサイクリング(in甲賀市)(4/8)

人気のミホミュージアムと信楽の穴場お花見スポットをめぐるサイクリングへ!

混雑する有名なお花見スポットを避けて、自転車で信楽まで春を探しに出かけてみませんか?

人気のミホミュージアや陶芸の森の他、延々と続く大戸川沿いの桜並木はその美しさにわりにあまり知られていないので、桜の下を駆け抜けるサイクリングが可能です。

昼食は陶芸の森「銀月舎」の美味しいおにぎりをランチBOXでご提供。春の空の下、お花見しながらいただきましょう!


日程

2025年4月8日(火):9時~15時30分

集合・解散場所

ビワコツーリズムベース前(解散は信楽高原鐡道・雲井駅)

料金

お一人様:15,800円(税込)

(ツアー料金に含まれるもの)

サイクリングガイド、自転車、ヘルメット、お弁当

定員

10名 (最低催行人員:4名)

行程

※ ⇒サイクリング移動(約34km)

ビワコツーリズムベーススタート ⇒ 三筋の滝 ⇒ ミホミュージアム ⇒ 陶芸の森(お昼は銀月舎のお弁当ご提供)⇒ 黄瀬の桜 ⇒ 信楽高原鐡道・雲井駅解散

詳しくはこちらをご覧ください。
https://biwako-tourismbase.com/tour/42NEdYG1

YELL CORPORATION CUP 第12回守山野洲川クリテリウム(3/16)

ロードレースシーズンの開幕を告げる「YELL CORPORATION CUP 第12回守山野洲川クリテリウム」を2025年3月16日(日)に守山市服部町地先特設周回コースで開催します!

地域の皆様のご協力を得て、一般公道を10時間交通規制して開催する自転車ロードレースです。

地域の皆様、参加者の皆様、協賛企業の皆様、大会関係者の皆様のご協力により、干支が一周回って第12回大会となりました。

開催日:2025年3月16日(日) 雨天決行

開催場所:守山市服部町地先 特設周回コース(一周 2.2km)

詳しくはこちらをご覧ください。

楽えんカップ グラベルクリテリウム2025 in 花緑公園&希望が丘(3/9)

新規大会開催決定!

2025年3月9日(日)に滋賀県立近江富士花緑公園と滋賀県希望が丘文化公園を舞台に「楽えんカップ グラベルクリテリウム2025 in 花緑公園&希望が丘」を開催します!

開催日時: 2025 年 3 月 9 日(日) 8:30~ 雨天決行

開催場所:滋賀県野洲市三上 519
近江富士花緑公園ならびに希望が丘文化公園内特設周回コース

周長 フルコース(以下、F コースという):アプローチ(往路 2.4km+復路 1.9km)+周回 1.5km/周
ミドルコース(以下、M コースという):0.7km/周
ショートコース(以下、S コースという):0.4km/周
※コース設営時に変更する場合があります

詳しくはこちらをご覧ください。

輪学 2024年度 第2回  鉄道人から学ぶ「誰もが気軽に移動でき、街が活性化する公共交通と自転車の関係」

2024年12月16日(月)に開催した勉強会です。

自転車の活用を進めていくためには、公共交通との連携を考えることも大切です。駅の駐輪場には多数の自転車が置かれ、多くの通勤・通学客が自転車と公共交通を合わせて利用しています。
しかし、公共交通の活用と自転車の活用を一体で考える動きは日本ではほとんど目立ちません。
そもそも公共交通とは何か、日本においてはどのような状況にあるのか、今回は自転車人としてまず基本を学びます。
また、欧州ではサイクルトレインが普及する一方、日本ではこれが進まない事情も解説いただくとともに、誰もが気軽に移動でき、街が活性化する公共交通と自転車の関係について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

山田和昭さん プロフィール

合同会社日本鉄道マーケティング 代表。
IT業界でマーケティング・販売企画に25年携わり鉄道業に転身。
2012年8月より秋田県 由利高原鉄道 ITアドバイザーとして、ネットマーケティング、商品企画などを行い、業績改善に貢献。
2014年若桜鉄道社長としてSL走行社会実験では沿線人口の7割相当を動員し鉄道を地域の観光軸とし経営改善を進めた。定期船航路の人材確保、2021年近江鉄道 構造改革推進部 部長。沿線住民など3万8000人を動員した無料デイ・沿線連携イベントを推進。
2024年より日本鉄道マーケティングを再開し、「公共交通マーケティング研究会」等の活動を支援。
著書「希望のレール 若桜鉄道の「地域活性化装置」への挑戦」、乗りものニュース記事執筆
https://jrmkt.com/

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

輪学 2024年度 第3回「デンマークのエコ生活やコペンハーゲンでの自転車事情」(1/24)

デンマーク コペンハーゲンは世界最高の自転車都市となることを目標に、既に住民の2人に1人以上が毎日自転車に乗って通勤・通学をしている都市として有名です。
そんなコペンハーゲンに住むと実際の自転車事情はどんな感じなのでしょうか。
北欧、デンマークでの生活を通して感じてきた、地球環境•エコに対する市民の意識や生活の工夫についてお話頂き。少し不便でもいい、完璧でなくてもいい、そんなシンプルでゆるく豊かなデンマークのエコ生活やコペンハーゲンでの自転車事情などをお伺いします。

■日時:2025年1月24日(金)午後7:00から9:00
■場所:草津市立市民交流プラザ 小会議室5
    (JR南草津駅前 フェリエ南草津5階)
    https://www.kusatsu-plaza.com/access
    または、オンライン(ZOOM)
    ※終了後会場近くで懇親会を行います。
■話題提供:北川容子さん
■参加費:無料
■主催:輪の国びわ湖推進協議会

●問合せ・申込み:
「1月24日第3回輪学参加申込み」と記載の上、以下まで
お名前とメールアドレスを前日までにお知らせください。
 輪の国びわ湖推進協議会 事務局
  E-MAIL wagaku@biwako1.jp
  FAX 050-3730-5843
  ※お書きいただいたメールに参加方法など詳細をお送りします。
   <wagaku@biwako1.jp> からのメールが受け取れるよう
   設定をお願いします。

北川容子さん プロフィール

1993 アメリカ、カリフォルニア州で生まれる
2004 小学校5年生で鹿児島に帰国
2012 九州大学農学部に進学農政経済専攻
2016 デンマーク、コペンハーゲン大学大学院に進学(大学院卒業後、アルバイトやボランティアをしながら合計4年半デンマークでの生活を経て、デンマークで結婚後2021年に帰国)
2022 竜王町役場で環境推進員として、竜王町エコライフ推進協議会事務局をしながら滋賀県環境学習等推進協議会委員、滋賀県地球温暖化防止活動推進員として活動

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

サイクルツーリズムシンポジウム2024
「サイクルトレインは地域活性化の鍵となるか
自転車と公共交通でつくる新しい旅と日常の形」(2/16)

列車に自転車をそのまま載せられるサービス、サイクルトレインは、ヨーロッパなどではすでに一般的であり、休日に自転車を列車に載せて遠方までサイクリングに出かける光景も珍しくありません。
日本では、自転車の車輪を外して袋に入れ、列車に持ち込む「輪行」という方法が一般的ですが、初心者にとってはハードルが高いものです。しかし近年、サイクリングによる地域の魅力発信や、鉄道利用の促進を目的に、日本でもサイクルトレインが増加しています。
今回のシンポジウムでは、国土交通省等で自転車活用推進、公私とわずサイクルトレイン等を拡げる運動に取り組んでこられた金籠史彦さんから自転車と公共交通、それらの相互連携による交通まちづくりのお話を伺います。
また、各地でサイクルトレインに取り組んでいる鉄道会社から、その取り組み内容、利用状況、課題についてお話を伺い、今後サイクルトレインが果たす役割、そして日本でサイクルトレインをさらに普及させるために必要なことを参加者の方も交え、考えていきます。

日時:2025年2月16日(日) 12:30~16:30(開場12時)

場所:コラボしが21 3階大会議室

滋賀県大津市打出浜2番1号
 ・JR琵琶湖線(JR東海道本線)大津駅よりバス約7分、または徒歩約20分
  「膳所」駅より徒歩約15分
 ・京阪電鉄「石場」駅より徒歩約3分
※会場へは公共交通機関または、自転車をご利用ください。

内容

 ◆基調講演 「自転車×公共交通」 金籠 史彦 氏
 ◆事例紹介
  ・近畿日本鉄道株式会社 名古屋統括部 運輸部 営業課 課長 山本 淳 氏
  ・JR西日本 和歌山支社 地域共生室 課員 大石 有希子 氏
  ・近江鉄道株式会社 鉄道部 鉄道営業課 課長 和田 武志 氏
 ◆パネルトーク
  ・パネリスト
    金籠 史彦 氏
    山本 淳 氏
    松田 彰久 氏(JR西日本人財戦略部 担当部長・元和歌山支社副支社長)
    和田 武志 氏
  ・コーディネーター 南村 多津恵(輪の国びわ湖推進協議会/くうのるくらすの創造舎)
 ※シンポジウム終了後、17:00より会場近くにて懇親会(参加費3,500円)を行います。

■参加費:無料
■主催:歴史街道推進協議会、輪の国びわ湖推進協議会
■後援(予定):近畿日本鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、近江鉄道株式会社
■申込み:こちらの申込み画面〈https://www.biwako1.jp/simpoform
 もしくは、参加者全員のお名前、代表者のご住所、所属、メールアドレス(または電話番号)、シンポジウム、懇親会それぞれの参加・不参加をご記入の上、メール、ファックスからお申し込みください。
  ・メール:cycle@rekishikaido.gr.jp
  ・FAX:06-6223-7234
 ※シンポジウムのテーマに関して、聞いてみたいことがありましたら、申込時にご記入ください。

チラシはこちらからダウンロードできます。

講師紹介

金籠 史彦〈かねこ ふみひこ〉氏

(元)国土交通省 自転車活用推進本部 事務局次長/道路局 参事官
(現)内閣官房 新しい資本主義実現本部事務局 内閣参事官
1976年生まれ、東京都出身。2001年に東京大学経済学部卒業後、国土交通省入省。
外務省在ジュネーブ国際機関日本政府代表部参事官出向、国土交通省海事局総務課企画官等を経て、2021年~2023年に府省庁横断の自転車活用推進本部事務局次長として自転車行政に携わり、2023年より現職。
学生時代から、自転車サークルの代表を務め自転車で日本列島縦断やアメリカ大陸横断を経験する等、自転車にのめり込む。
現在も、家族や仲間とともにロードバイクやMTBに乗り、トライアスロンに出場(LAKE BIWA TRIATHLONに3大会連続完走)する等、プライベートでも自転車を楽しむ。
自転車活用推進本部在職時代以来、サイクルメディアとタイアップした「サイクルトレイン応援ラボ」メンバーとして、自転車と公共交通機関の連携を進めるべく、同志とともに全国を駆け巡りながら、公私を問わずサイクルトレイン等を拡げる運動を続けている。

山本 淳〈やまもと あつし〉氏

近畿日本鉄道株式会社 名古屋統括部 運輸部営業課 課長 
入社後は車掌、運転士、助役と鉄道の現業職場で経験を積み、管理部門に異動後は職場運営を学ぶ。その後異動となった流通事業本部(現・近鉄リテーリング)では、マーケティングやアカウンティングに関する実践を重ね、サービスエリアの運営全般に取り組んだ。現職では沿線の自治体や企業と協力しながら、地域における観光の課題解決や魅力発信につながるような、鉄道を活用した旅行業・イベントの実施に注力している。

大石 有希子〈おおいし ゆきこ〉氏

2010年JR西日本入社。和歌山支社地域共生室 課員
2021年7月からサイクルトレインの企画・運営を担当。
現在凝っていることは、熊野古道ハイク、サイクリング。

松田 彰久〈まつだ あきひさ〉氏

1994年JR西日本入社。駅・車掌・駅長などの現業機関、間接部門(企画、人事、広報など)、和歌山支社副支社長を経て、2024年7月から本社人財戦略部 担当部長。
2021年6月からサイクルトレインチームのリーダーとして、和歌山県内でのサイクルトレイン施策を推進

和田 武志〈わだ たけし〉氏

近江鉄道株式会社 鉄道部 鉄道営業課 課長
1991年近江鉄道入社。駅務掛、運転士、運転指令、ダイヤ担当、運転管理者などの鉄道事業の職歴を経て、2015年から2023年まで構造改革推進部で鉄道事業の在り方検討、自治体や住民の皆さまとの交渉窓口を担当。2023年からは鉄道部で地域協働の取り組み「近江鉄道みらいファクトリー」の事務局長を務める。
現在は鉄道営業課課長としてにぎわい創生と地域共生に取り組んでいる。FMひがしおうみで月1回のレギュラー番組を担当するとともに産経新聞で3週間おきに近江鉄道各駅を紹介する記事を連載中。

南村 多津恵〈みなみむら たずえ〉

輪の国びわ湖推進協議会 運営委員。会議ファシリテータ、市民活動&環境学習コーディネータ、環境カウンセラー
環境NPOと行政の職員を経て、エコ&ファシリテーション事務所くうのるくらすの創造舎 代表。環境の側面から自転車と公共交通を活かしたまちづくりやエコ交通の普及に取り組む。
人と環境にやさしい交通まちづくりプラットフォーム滋賀(やさしい交通しが)副代表、(一社)滋賀グリーン活動ネットワーク・エコ交通研究会 事務局。

奥琵琶湖パークウェイとビワイチルートの賤ヶ岳旧道が冬期通行止め

期間:令和6年12月初旬~令和7年3月31日

葛籠尾崎塩津線 長浜市高月町片山(展望台)~ 長浜市西浅井町岩熊 10.0
葛籠尾崎大浦線 長浜市高月町片山(展望台)~ 長浜市西浅井町菅浦 3.5
飯浦大音線

守山市補助輪外し教室(12/8)

来る12月8日(日)、びわこ地球市民の森 森づくりセンター特設会場で「第2回びわこ地球市民の森リレーマラソン」協賛イベントとして、「守山市補助輪外し教室」の開催が決定しました!

守山市民以外の参加もOK!

参加料は、保険料込みで何と!無料!

年内に補助輪を外したい子どもたち、ぜひご参加ください!

保護者の皆様、クリスマスプレゼントに子供たちの補助輪を外しませんか?

詳しくはこちらをご覧ください。
https://shiga-cf.com/event/【守山市補助輪外し教室開催決定!】/

2024年12月1日~2025年2月28日 余呉川河川改修工事により通行止めを行います

ビワイチルートをご利用の方は一部で迂回が必要です。
通行の際は、安全に十分留意して、ご通行下さい。

輪学 2024年度 第2回  鉄道人から学ぶ「誰もが気軽に移動でき、街が活性化する公共交通と自転車の関係」(12/16)

自転車の活用を進めていくためには、公共交通との連携を考えることも大切です。駅の駐輪場には多数の自転車が置かれ、多くの通勤・通学客が自転車と公共交通を合わせて利用しています。
しかし、公共交通の活用と自転車の活用を一体で考える動きは日本ではほとんど目立ちません。
そもそも公共交通とは何か、日本においてはどのような状況にあるのか、今回は自転車人としてまず基本を学びます。
また、欧州ではサイクルトレインが普及する一方、日本ではこれが進まない事情も解説いただくとともに、誰もが気軽に移動でき、街が活性化する公共交通と自転車の関係について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

■日時:2024年12月16日(月)午後7:00から9:00
    ※終了後に1時間程度のオンライン懇親会を行います。
■場所:Zoom会議室(オンライン開催)
■話題提供:山田和昭さん(合同会社日本鉄道マーケティング 代表)
■参加費:無料
■主催:輪の国びわ湖推進協議会

問合せ・申込み

「12月16日第2回輪学参加申込み」と記載の上、以下まで
お名前とメールアドレスを前日までにお知らせください。
 輪の国びわ湖推進協議会 事務局
  E-MAIL wagaku@biwako1.jp
  FAX 050-3730-5843
  ※お書きいただいたメールに参加方法など詳細をお送りします。
   <wagaku@biwako1.jp> からのメールが受け取れるよう
   設定をお願いします。

山田和昭さん プロフィール

合同会社日本鉄道マーケティング 代表。
IT業界でマーケティング・販売企画に25年携わり鉄道業に転身。
2012年8月より秋田県 由利高原鉄道 ITアドバイザーとして、ネットマーケティング、商品企画などを行い、業績改善に貢献。
2014年若桜鉄道社長としてSL走行社会実験では沿線人口の7割相当を動員し鉄道を地域の観光軸とし経営改善を進めた。定期船航路の人材確保、2021年近江鉄道 構造改革推進部 部長。沿線住民など3万8000人を動員した無料デイ・沿線連携イベントを推進。
2024年より日本鉄道マーケティングを再開し、「公共交通マーケティング研究会」等の活動を支援。
著書「希望のレール 若桜鉄道の「地域活性化装置」への挑戦」、乗りものニュース記事執筆
https://jrmkt.com/

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

輪学 2024年度 第1回「自転車道・カーゴバイク・サイクルトレイン──世界で進む自転車活用のキーワード」

2024年11月8日(金)に開催した勉強会です。

クルマから自転車・公共交通へ。環境に配慮し、人にやさしく住みよい地域を作るために、世界は今、大きく動いています。
先進国を中心に自転車道整備、そしてカーゴバイクやサイクルトレインの利用促進が行われ、これらは既に当たり前の社会インフラになりつつあります。
多くの街でクルマの車線を削って自転車道が作られています。
カーゴバイクは、大きな荷物を運搬でき、トラックの代わりになります。子ども乗せ自転車としてもよく使われ、重心が低く子どもが前に乗るので親からよく見えるため日本の子ども乗せ自転車より格段に安全です。
近距離移動に適した自転車と、中長距離移動に適した鉄道を組み合わせられるサイクルトレインがあれば、クルマが無くてもどこでもスムーズに移動することができます。
世界各地を自転車で走り、自転車活用の先進地域を見てきた輪の国びわ湖会長の藤本が、この三つのキーワードを元に世界各地の事例を紹介します。

藤本芳一プロフィール

輪の国びわ湖推進協議会 会長
自転車ライフプロジェクト 代表
自転車マップ作りを中心に、自転車の良さを多くの人に伝え、自転車のファンと適正な利用者を増やしていくための活動を行っている。
これまでに日本全都道府県と海外55ヶ国を自転車で走る。
共著に『ビワイチ公式ガイドブック びわ湖一周・滋賀じてんしゃ旅』(八重洲出版)『サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域』(学芸出版社)等。

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

愛車じまん パンダさん(京都市)

「びわこじてんしゃ2024 春 Vol.23」より

 クロスバイクでサイクリングを始めて半年、月500kmほど乗るようになりました。そんなある日、お世話になった自転車屋さんが店じまいをすると聞き、思いきってロードバイク購入を相談。そうして我が家にやってきたのが、インドネシアの新興ブランドPOLYGON(ポリゴン)の入門モデル、STRATTOS S2です。次のビワイチはもちろん、これからの旅の相棒として、このライトブルーの自転車と楽しい時間を紡いでいきたいです。

ビワイチコミュニティ

「びわこじてんしゃ2024 春 Vol.23」より

びわ湖一周体験記

ほたるさん(茨城県取手市)

 自分のロードバイクを持って、琵琶湖一周しました! 一度、日本横断しているときに琵琶湖大橋は通ったことがあったのですが、一周するのは初でした!
 しかも奥さんと2人で2泊3日で琵琶湖一周しました。
 奥琵琶湖は湖が透き通るように綺麗でしたし、波も穏やかで自転車を漕いでいて気持ちよかったです。
200kmはあっという間でしたが、たくさんの景色、人に出会えて幸せ旅でしたよ!!

 

子育てが一段落し50代でサイクリングに開眼!
のんびり楽しむ自転車旅

パンダさん(京都市)

サイクリングを始めたきっかけ

 子育てと仕事に奔走した30〜40代。しかし子どもが中学生にもなると、一緒に外出する機会は激減。そんな折、旅行先のイギリスで、ナショナル・サイクル・ネットワークという自転車道をサイクリングし、その走りやすさと風景の美しさにすっかり魅了されました。

ビワイチをはじめ、京都&滋賀を走りまくる日々

 帰国すると、家のガレージで埃をかぶっていたクロスバイクに空気を入れ直し、独りで京都のあちこちを走り始めました。そして友人に誘われ、女子グループでビワイチにも挑戦! 以来行動範囲を拡げ、大津から東海道を走り、草津から中山道を走り、瀬田川沿いの南郷・石山を走り、逢坂越に小関越……気がついたらガレージに自転車が増えていました(笑)。

旅気分でスポーツバイクを楽しむ

 身近に自転車を趣味にしている人が少ないので、主にSNSでスポーツバイクを愛好する人々と交流しています。しかし多くの皆さんが1日100km以上走ったり、急坂を登ったり、とてもじゃないけど真似できない……。私はどちらかというと、アスリート性より旅気分を重視。他の自転車に追い抜かれながらも自分のペースで走り、寺社やらカフェやら寄り道ばかりしています。女子グループでワチャワチャ騒ぎながら、ランチ&スイーツを探訪するのが最高に楽しい♪

ミドル世代の趣味に

 楽しく乗り回しているうちに運動不足が解消され、体力もかなりつきました。心にモヤモヤと悩みを抱えたときも、空と雲を眺め走っているうちにスッキリ。ゆっくりペースでのスポーツバイクは、ミドル世代の趣味にピッタリかもしれません。建物が美しい英国や欧州に憧れていたけど、京都・滋賀を走り始めて気づいたのは、日本にも美しい風景がたくさん残っているということ。琵琶湖をはじめ、自転車に乗って出会う一期一会の景色が、日々の心の栄養になっています。

ブログ「50代主婦、サイクリング始めました」
https://ameblo.jp/pandatraveljp

輪の国スタッフおすすめお立ち寄りスポット
走る楽しみ。甘味の誘惑

「びわこじてんしゃ2024 春 Vol.23」より

自転車で走って、風景を楽しんで、エネルギーを使うと、心置きなく甘いものが楽しめます。スタッフおすすめのお店をご紹介します。

① しろ平老舗(きんかん大福)

知る人ぞ知る。中山道「愛知川宿」の銘菓。甘さ控えめの白あんと、甘露煮した金柑の程よい苦み・酸味がマッチした一品です。地元でとれたもち米を使った最高級の羽二重もちで包まれた触感はやわらかくて口の中で溶けていきます。季節ごとに目にもうれしい和菓子が並びます。

② 延寿堂本舗(糸切いちご)

「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社の門前にあるお店。多賀名物「糸切餅」に多賀町産の貴重品種「よつばいちご」を乗せた、2月から5月までの期間限定商品。甘酸っぱいいちごとの組み合わせは、見た目も味も相性抜群です。

③ みつとし本舗(ピーナッツせんべい)

永原駅から海津へと行く途中にあるお店。刻んでローストしたピーナッツを生地に練りこみ、ハチミツを使用することで、幅広い年齢層が喜ぶ味になっています。独特の風味と触感は一度食べたらヤミツキになります。1枚、2枚の小売りでも気持ちよく販売してくれるとってもアットホームなお店です。

④ 青木煮豆店(どらっふる)

JR湖西線志賀駅近く、ビワイチコースから少しだけ外れたところに建つお店。ワッフルの機械でカリっと焼いたどらっふるはサイクリストの中でも人気。金時豆・青まめ・空まめ・白花豆から選ぶことができ、注文してから焼いてくださるので、熱々、ぱりっぱりっの食感を楽しめます。色々スイーツがありますが、どれも入っているお豆はボリュームたっぷりでさすが煮豆のお店!

⑤ 寺田物産(みたらし団子)

浮御堂の近くにある唐崎神社の向いにある甘みどころ。湯神楽奉納、「みたらし祭」には本殿の御霊の前に「神饌」として大きなみたらし団子が奉納され、「みたらし団子発祥の地」とも言われています。
注文してから焼き上げていくので、食べる前から香ばしいお醤油の匂いが食欲をそそります。5本入りか10本入りなので、家族やグループでシェアするのがおすすめ。

⑥ 茶丈藤村(たばしる)

石山寺の近く、サイクリストに優しいと有名なお店。白いお餅の中に、あんを包んだ和菓子「たばしる」。ちょっと変わった名前の由来は、松尾芭蕉が詠んだ「石山の 石にたばしる 霰(アラレ)かな」からとか。お菓子の外見は珪灰石のようなちょっと不定形ですが、触ってみるとやわらかく食べると大粒の釜揚げ丹波大納言とくるみが一粒入っています。

(稲永 明子)

びわ湖の快適・安全な走り方
サイクリングをする時は、 適度な休憩をとりましょう

「びわこじてんしゃ2024 春 Vol.23」より

自転車の動力は「人」です

 サイクリングの途中で急に力がなくなり、動けなくなった……というような経験はありませんか?
 自転車の動力は「人」です。休憩をとらず、水分や食事などの補給も十分でないと、身体が低血糖状態でエネルギーが切れた状態になり、動きたくても動けず、意識もぼんやりする、いわゆる「ハンガーノック」という状態になります。
 湖岸を走っていると、なかなかお店がみつからない……ということもありますので、特に長い距離を走るときは、補給食(チョコレートや羊羹、お気に入りのパン屋でちょっと甘めのパンを買っておくのもOK)を用意しておくことが大切です。

水分補給は大切

 真夏のサイクリングはおすすめできませんが、夏は特に水分補給が大切で、15分ごとに100~150mlぐらいを目安に摂ることがすすめられています。
 走りながらの水分補給は片手運転になるので、夏場は水分補給のための短い休憩を細かくとっていく必要があるようです(真夏のサイクリングは避けましょう!!)。
 喉がかわいたと感じた時は、水分が枯渇した状態なので、規則的に、季節の良いときでも、だいたい1時間毎、水分補給をするようにこころがけましょう。この時、汗で失われた塩分を摂ることも忘れずに。

休憩場所・時間は計画的に

 水分補給はもちろん、定期的に体を休めることも大切です。
 サイクリングの計画をたてるときに、1時間から1時間半ごとに休憩がとれるように、見学したい場所や食事の場所以外、休憩場所もピックアップしておくといいでしょう
 長距離を走るときに気をつけたいのは、「休憩時間」。特にグループで楽しく走っていると、おしゃべりなどで、ついつい休憩時間が長くなり、「予定の時間につかない!!」ということも。
 メリハリをつけるために、「ここは水分補給だけだから5分休憩」。「ここはちょっとゆっくり見学もしたいので長めに」と、計画をたてる時からだいたいのペースを決め、休憩の前に「ここは〇〇時に出発します」とお互いに確認をとっておくと安心です。

休憩の時は気分転換を

 自転車の動力は「人」です。爽快に走っていても、だんだん疲労がたまってきます。
 休憩の時には、体を休めることとあわせて、気分転換、リラックスすることも大切。
 「ガイドをしていて、休憩時間にこころがけていることは、自転車以外のことに気持ちを向けてもらうことです」(びわ湖のカナタ 田中将人さん)
 せっかくの自転車旅。上手に休憩をとって、自転車旅だからこその楽しみを満喫してください。

(稲永 明子)

輪の国なう!
サイクルツーリズムシンポジウム2023 「中山道から、旧街道自転車旅の振興を」開催しました

「びわこじてんしゃ2024 春 Vol.23」より

輪の国では、メンバーがワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。

 2023年12月16日(土)に、毎年恒例のサイクルツーリズムシンポジウムを開催しました。

 今回のテーマは、中山道です。全国各地にある旧街道は、宿場町の街並みなどが残り日本の歴史・文化が味わえる楽しい道です。さらにバイパスができて交通量が減り自転車で走りやすい道が多く、ウォーキングや自転車旅の人気コースとなっています。その中でも中山道は、外国人観光客にも人気のコースです。

 街道自転車旅をさらに盛り上げていこうと、日本各地でサイクルツーリズムに関わる方が集まって、2020年に旧街道自転車旅研究会を立ち上げ、これまで年一回ずつ、福井県小浜市(鯖街道)、静岡市(東海道)、長野県辰野町(塩の道)とシンポジウムを行い、今年度は、滋賀県恒例のサイクルツーリズムシンポジウムと一緒にして、米原市で開催しました。

 第 1部は、岐阜県中津川市を拠点にハイキングやサイクリングの通訳ガイドをされている浮洲和典さんから、中山道木曽路での観光振興とサイクリングコースとしての可能性について、次に昨年も講師をお願いした長野県辰野町の小口良平さんに初期中山道のツアーや長野県で進めている広域サイクルルートについてお話しいただきました。続いて、輪の国びわ湖の藤本より、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路と中山道との類似点、旧街道を全国のサイクリングルートネットワークに、という話題で締めくくらせていただきました。

 第2部では、滋賀でサイクルツーリズム推進の活動をされている方々からご報告いただき、第3部では、岐阜県美濃地域のサイクルツーリズムを立ち上げなど観光振興のお仕事をされている岐阜県庁の北村和弘さんから岐阜県の取り組みについてお話しいただいた後、第1部での講師を含めてディスカッションを行いました。サイクルツーリズムにとってのインバウンドの重要性、日本人と外国人の旅の違い、徒歩と自転車旅の違いと住み分けなどの話で大いに盛り上がりました。全般を通じて、かなり深く突っ込んだ話ができたのでは、と自負しています。

 今後も輪の国びわ湖では、サイクルツーリズムや自転車文化について学び、実践していける機会を作っていきますので、よろしくおねがいします。

(藤本 芳一)

女子的ちゃり生活
計画しても迷う旅、それもまた良し

「びわこじてんしゃ2024 春 Vol.23」より

冬美)自転車旅のルートってどう設定してる?

小春)ガイドブックや行政発行の観光マップなどの情報をもとに計画を立てます。公共交通機関で行けて良いレンタサイクルのあるところを起点に、立ち寄りどころを一筆書きで結べるコースをつくるの。GoogleかYahoo!のマップで距離を確かめながら線を引いて。

真秋)自治体の自転車マップを調べたり、Googleマップの徒歩ルートを参考にしてます。東京や大阪市内だと自転車経路も表示されるんですが、主に幹線道路が提案されてくるのでちょっとどうかと思いますね。

夏希)以前はSTRAVAのアプリで「自転車おすすめルート」を作ってもらってました。幹線道路じゃなく旧街道みたいな良い道を引いてくれたんですよね。それが課金になったので、ナビになるようなアプリを探し中です。

露音)私もGoogleマップでまずは検索して、それからストリートビューです。人を連れて行くときは安全第一で、小川沿いとか水路沿いとか旧道とか、味のある道を選んでました。気ままなのが好きなので、一人のときは迷いながら、結果遠回りすることがほとんどですね。

夏希)ストリートビュー見ながらコースを作っても、実際には迷いまくり、何度も止まって時間かかりすぎるので、初めてのコースは一人でか、一緒に悩んでくれる人としか行きません。

小春)私は方向がわからないのに、幹線道路を避け、たぶんこっちと走ってとんでもないところによく行きます。でも案外、一人のときはこんなバカ間違いを楽しんでます。

冬美)アプリのナビ機能は有料のものが多いけど、滋賀県内ならビワイチサイクリングナビの利用は無料なので使っては?

小春)走ってる時はナビは見られないし、慣れていると思ってる道でやらかしますね。

露音)京都から伊丹まで乗って帰ったことがあるんです。西国街道を歩いたことがあるし国道171号に沿ってると思ったんですが、そう簡単じゃなかった。空港が見えてきたときに涙が出そうになりました。まあ、これもいい思い出です。

冬美)やらかすのもそれなりに楽しいのよねー。後から思い返したら、のことですけど。

小春)そう、その時は冷や汗出てます。だけど日本なら多少は迷っても大丈夫かも。皆さん、大いに迷いましょう(笑)

(輪の国びわ湖女子部・編)

能登川水車とカヌーランドは、2025年3月31日まで休業中。一周認定チェックポイントも利用できません

びわ湖一周サイクリング認定システムのチェックポイントとなっている、能登川水車とカヌーランドは、2025年3月31日まで休業中です。
一周認定チェックポイントも利用できませんのでご注意ください。

敦賀から長浜へ通ずる「鉄路・水路・陸路」の歴史を サイクリングで感じるモニターツアーを実施します!(11/23)

福井県、滋賀県ではサイクリングで、豊かな自然と歴史・文化に触れることのできるサイクルツーリズムを推進しています。

福井県の「若狭湾サイクリングルート」は若狭湾の海と三方五湖の湖の双方を楽しめます。また滋賀県の湖岸一周の「ビワイチ」ルートは国のナショナルサイクルルートにも指定されており、琵琶湖の大自然や景勝地等を楽しめます。

今回、若狭湾サイクリングルートとビワイチルートをつなぐルートの魅力を発信することを目的にモニターツアーを実施しますので、お知らせします。

開催日時

令和6年11月23日(土)9時~16時30分(予定)

テーマ

鉄路・水路・陸路の歴史サイクリング

主催

福井県観光誘客課若狭湾サイクリングルート推進室
滋賀県観光振興局ビワイチ推進室、滋賀プラス・サイクル推進協議会

募集人員

15名(先着)

※詳しくはこちらをご覧ください。

輪学 2024年度 第1回「自転車道・カーゴバイク・サイクルトレイン──世界で進む自転車活用のキーワード」

クルマから自転車・公共交通へ。環境に配慮し、人にやさしく住みよい地域を作るために、世界は今、大きく動いています。
先進国を中心に自転車道整備、そしてカーゴバイクやサイクルトレインの利用促進が行われ、これらは既に当たり前の社会インフラになりつつあります。
多くの街でクルマの車線を削って自転車道が作られています。
カーゴバイクは、大きな荷物を運搬でき、トラックの代わりになります。子ども乗せ自転車としてもよく使われ、重心が低く子どもが前に乗るので親からよく見えるため日本の子ども乗せ自転車より格段に安全です。
近距離移動に適した自転車と、中長距離移動に適した鉄道を組み合わせられるサイクルトレインがあれば、クルマが無くてもどこでもスムーズに移動することができます。
世界各地を自転車で走り、自転車活用の先進地域を見てきた輪の国びわ湖会長の藤本が、この三つのキーワードを元に世界各地の事例を紹介します。

■日時:2024年11月8日(金)午後7:00から9:00
■場所:草津市立市民交流プラザ 和室BC 及びZoomでのオンライン
    草津市立市民交流プラザ:JR琵琶湖線南草津駅前フェリエ南草津5階
■話題提供:藤本芳一(輪の国びわ湖推進協議会 会長)
■参加費:無料
■主催:輪の国びわ湖推進協議会

問合せ・申込み

「11月8日第1回輪学参加申込み」と記載の上、お名前とメールアドレスをお知らせください。
輪の国びわ湖推進協議会 事務局
  E-MAIL wagaku@biwako1.jp
  FAX 050-3730-5843
  ※お書きいただいたメールに参加方法など詳細をお送りいたします。
   <wagaku@biwako1.jp> からのメールが受け取れるよう設定をお願いします。
  ※終了後に会場近くの店で懇親会を行います。
※環境保全・地域振興・あなたの健康のため、会場にはできるだけ自転車・公共交通でお越しください。

藤本芳一プロフィール

輪の国びわ湖推進協議会 会長
自転車ライフプロジェクト 代表
自転車マップ作りを中心に、自転車の良さを多くの人に伝え、自転車のファンと適正な利用者を増やしていくための活動を行っている。
これまでに日本全都道府県と海外55ヶ国を自転車で走る。
共著に『ビワイチ公式ガイドブック びわ湖一周・滋賀じてんしゃ旅』(八重洲出版)『サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域』(学芸出版社)等。

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。