- 「びわこじてんしゃ」より
輪の国スタッフおすすめ お立ち寄りスポット
どんな人にも優しいまち守山で のんびりサイクリング
〜いまを生きる私たちを癒してくれる田園風景〜
「びわこじてんしゃ2023 春 Vol.21」より
市内に通る国道はわずか1本。高速道路も通っていません。そんな守山市が交通の要所として栄えているのはなぜでしょう。それはやはり、日本一の湖『びわ湖』に掛かる琵琶湖大橋を筆頭に、琵琶湖大橋取付道路や湖周道路の存在が大きいと言えます。湖周道路を守山から反時計回りに自転車で走ると、ほとんど信号に出くわしません。ストレスフリーで走ることが出来る、これがビワイチの魅力のひとつなのです。
自転車初心者からファミリー層まで安心してサイクリングを楽しめる野洲川沿いのサイクリングロードへは、湖周道路の野洲川大橋に整備された幸せの丘からアンダーパスをくぐってアクセスできます。春先には、サイクリングロード沿いに桜並木があちこちで見られ、眼下に広がる田園風景も四季折々、様々な顔を見せてくれます。もちろん、季節によって花々の香りも変わり、目と鼻で楽しみ、そして比良山系からの爽やかな風を肌で感じてください。
守山の魅力として、もうひとつ忘れてはいけない場所が中山道守山宿です。守山宿は、京都から東下りにおいては最初の宿泊地で、「京立ち守山泊まり」と言われ繁栄しました。本陣の建物は現存しませんが、街道沿いには昔ながらの町家が今なお健在で、まちのシンボルとして地域の人々によって大切に受け継がれています。飲食店や和菓子屋などに活用されているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
ビワイチ公式ガイドブックで紹介している「守山ぐるりコース」のおすすめスポットの一つ、『木浜内湖の道』は古のびわ湖の姿を垣間見ることができる場所でもあります。現在の湖周道路は埋立事業によって綺麗に整備されていますが、かつてびわ湖に注ぐ河川や周囲の水田で田舟が活躍していた時代を思い起こさせてくれるのがこの木浜内湖の道です。地元の方が毎年、この道沿いに芝桜を植えてくださっています。自転車が通るのがやっとの小径ですが、管理が行き届いているため気持ち良くサイクリングが出来ます。
地名の『守山』は比叡山を守るために東の関所として東門院が建立されたのが由来とも言われ、「山が付くけど山は無い」のが守山市の特徴です。田園都市である守山では、走りやすい農道も多いので、のんびりゆったりした時間をお過ごしください。
(びーもサイクル協議会 宮川 美紀子)
- 「びわこじてんしゃ」より
びわ湖の快適・安全な走り方
ビワイチルートの整備が年々進んでいます
「びわこじてんしゃ2023 春 Vol.21」より
今年もサイクリング、ビワイチのシーズンになりました。ビワイチする度に感じるのは、年々道の整備が進んでいることです。
ここ数年で一番大きく変わったところは、湖北の高月から木之本にかけての余呉川沿いの道です。以前は、反時計回りでびわ湖を走ると余呉川の右にある県道がルートになっていました。割合交通量が多いのですが道路は狭く歩道は右側で、自転車は法律に従って左側を走ると、車と並走しなければなりませんでした。しかし、川の左側の未舗装だった道がすべて舗装され、そこが新しいルートに指定されて安全に走れるようになりました。この区間の北の端、余呉川が国道8号と交わる大音の交差点は、形が複雑で渡り方が難しかったのですが国道の下のトンネルで抜けられるようになりました。
ビワイチルート中一番の難所、白鬚神社前も国道のびわ湖側の路肩が広げられ、以前よりいくらか走りやすくなりました。
近江八幡の手前で平坦な道の途中にいきなり山が現れ、車が多く路肩の狭い道で坂を登らなければならなかった岡山のところも、道路の拡幅工事が進んでいます。
ビワイチルートは、初心者やファミリー向けの「低速コース」とスポーツとしてサイクリングを楽しむ人向けの「上級コース」の両方が整備されています。上級コースは、車道を車と一緒に走るところが多かったのですが、車道側の自転車専用レーンが徐々に整備されています。
標識や路面の矢羽根印、ブルーラインの整備も進んでいて、それに従えば道を間違えることもなくなってきています。
こんな風にどんどん走りやすくなっていますので、これまで尻込みしていた友だちも誘って、今年もぜひビワイチに挑戦してください!
(藤本 芳一)
- 「びわこじてんしゃ」より
輪の国なう!
ビワイチ公式ガイドブックの出版を記念してモニターツアー開催!
「びわこじてんしゃ2023 春 Vol.21」より
輪の国では、メンバーがワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。
ビワイチ公式ガイドブックの出版を記念して、ガイドブックに紹介されたコースを実際に体験する機会を作ってみようということで、計3回のモニターツアーを企画しました。
2022年の秋はそのうちの2本を実施。
11月20日は、「ライダーハウス日本何周」を運営する乾文久氏がプロデュースした「オクイチ〜奥びわ湖の歴史と自然をめぐるアドベンチャーライド」。
12月4日は、「和ウトドア」主宰の福冨雅之氏がプロデュースした「水がつなぐ二つの古都・琵琶湖疏水と街道をめぐるサイクリング」でした。
どちらもプロデュースしたお二人直々による地域愛のこもったガイドで、普通に通り過ぎるだけでは決して気がつかないような、地域の宝物をたくさん知る機会になりました。
オクイチコースでは、奥琵琶湖パークウェイのキツい登り坂も体験し、展望台からの素晴らしい眺望に出会えたり、農家レストランでは地域の食材たっぷりの美味しいランチと、お店の方々の笑顔に癒され、山門水源の森では小さな生き物や自然に触れ合えたりと、奥びわ湖の魅力をとことん満喫できました。
琵琶湖疏水コースでは、明治以降の国の発展のなかで幾重にも折り重なったインフラの歴史を、東海道と琵琶湖疏水が通じる大津と京都の間にいくつも見つけることができました。そんな知的好奇心だけでなく、秋色に染まった琵琶湖疏水がとても綺麗で穏やかで、こんな素敵な場所があまり観光地化されず、地域に愛されながら存在していることにも感動しました。また福冨氏のガイドでは様々な問いかけがなされ、ただ景観を見るだけでなく、そこから未来をどうしていくか?という自分たちの生き方までも考えさせてくださいました。
車のスピードではなく自転車のスピードで体験する旅は、今まで知らなかった風景や考え方、そして地域の人との出会いをくれます。
ビワイチ公式ガイドブックを手にしてくれた人が、そんな出会いを得ることができれば作った私たちにとっても嬉しいです。これからも輪の国の活動を通して、そんな繋がりを作っていければと思います。
(フナズシマル)
奥びわ湖の自然を堪能!
- 「びわこじてんしゃ」より
女子的ちゃり生活
よそもいいけど、やっぱりビワイチ
「びわこじてんしゃ2023 春 Vol.21」より
冬美)サイクリングの季節になりましたね。今年の抱負は?
小春)やっぱりビワイチはしたいですね。二泊以上で、海津の喫茶店でまったりしたり、近江八幡のまち歩きを楽しんだり、ちょっと贅沢なビワイチもしてみたいんですが、現実的には一泊二日になるかなあ。
真秋)私もビワイチしてみたいです。前回と同じ米原出発もいいし、守山出発もやってみたいし、南湖もいいですね!
冬美)やっぱりビワイチはしたいんですね。ビワイチ以外は?
夏希)ビワイチしたいです! しまなみも行きたいし、知多イチもしたいし、福井の三方五湖周辺、能登半島など、海のもん食べながら走りたいです。
露子)まだ行ってない南湖もいいな。いつかはしまなみにも行ってみたい。
冬美)他に行きたいところがあるのに、なぜみんなそんなにビワイチがしたいの。そこまで惹きつけるビワイチの魅力って何?
夏希)知ってるところだから気軽に行ける定期コースって感じ。嵐山から和歌山まで通じた自転車道を走ってみたいけど、途中で絶対道に迷いそうで。
小春)北海道も行ってみたいけど相当キチンと計画たてないと遭難しそう(笑)
夏希)バイクの時は国道や車道を行くから標識見て行けたけど、自転車では車道を通りたくない。方向音痴には案内してくれるアプリなどがなかったら気軽に新規ルート行けないのよね。
小春)それに、同じ所でも季節や天気が変われば見えるものが違う。やっぱり母なるびわ湖は偉大です。
夏希)ビワイチは道がわかってきたし、走りやすいし、景色が綺麗だし、達成感あるし、顔見知りの皆と走れたら尚楽し、といいとこいっぱいですね。
露子)地元の人って案外ビワイチしてない人が多いと思うの。自然を直接感じられる高低差の少ないベストコースなんだけど。野鳥もいっぱい見られるし、もったいないよね。同じ道をひとりで走るより、みんなと走ってると連帯感があって数倍楽しい。美味しい物食べて、同じ景色見てみんなとわちゃわちゃしてるのがいいね!
小春)いいですねえ。いろんな人が、楽しそうにゆったりビワイチしているのを見たら、地元の人も「やってみようかなあ」って思ってくれるかな!?
(輪の国びわ湖・女子部編)
- イベント
東近江2時間エンデューロ&ジュニアクリテリウム2023(12/10)
今回より2時間エンデューロが開催されます!
午前中はジュニアクリテリウム!
午後からはエンデューロ。
エンデューロは、ソロ、ペア、トリオでご参加いただけます。
ご家族や気の合う仲間とチームを組んで、参加してみませんか❓
今のところ、ソロが人気です。
エントリーは11/4まで!定員になり次第締切ますので、お早めにエントリーお願いします‼️
エントリーはスポーツエントリーから。
↓↓↓
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/93120
滋賀県自転車競技連盟HP
↓↓↓
https://shiga-cf.com/
- お知らせ
輪の国びわ湖にユニフォームができました
輪の国びわ湖推進協議会ではこれまでも公式Tシャツを作っていました。
しかし、ビワイチが盛り上がるにつれ式典に出席する機会が増え、周囲がスーツやオリジナルサイクルジャージの中でTシャツはTPOに合わないと思われる場面が出てきました。
そこで、「サイクルジャージは着ない派」が多い輪の国びわ湖でもサイクルジャージを制作する企画が持ち上がりました。デザイナーの南和宏さんに相談し、「あまりジャージっぽくない、日常の服として着られる」という注文でデザインいただきました。
完成したユニフォームはスポーツのイメージに偏らず、服としてもおしゃれでバランスがとれています。カジュアルすぎることもなく、年齢を問わず着られる仕上がりになりました。遊びがありさりげないこだわりが潜むデザインは誰からも好評です。
この輪の国公式サイクルジャージは輪の国びわ湖推進協議会の会員なら手に入れることができます。この機会に輪の国びわ湖へのご入会はいかがでしょう。詳細はお問い合わせください。一緒に輪の国ジャージを着てびわ湖を走りましょう!
(輪の国びわ湖メンバー)
デザインしてくれた人
南 和宏さん(南和宏デザイン事務所 代表・デザイナー)
大阪出身。留学やインターン経験を経て、プロダクトデザイナーとして活動。滋賀でデザイン事務所を構える。消費者のメリットを重視し、デザインは問題解決の手段と考え、共感と豊かな生活を追求。社会を豊かにするデザインを模索している。
南さんより
伝統的なサイクルジャージから離れて静的なイメージを重視しました。
滋賀の要素を取り入れようと、緑や青といった色を選びました。 自転車以外に、びわ湖の魚や鳥、お寺、山や木なども取り入れて提案しました。共に検討を進める中で、いくつかはカイツブリや公共交通のアイコンに置き換わり、自転車もカーゴバイクやシティサイクルなど多様なタイプを採り入れ、見やすさを重視して仕上げました。 「いいな」と思っていただけるように心を配りました。着用者からの反応は良く、期待に応えるデザインが実現したと思います。
- お知らせ
守山市トライアスロン大会にかかる通行止めについて
琵琶湖大橋東詰めから日野川河口付近まで道路の通行止めが実施されます。
車両通行止めですので、ビワイチルート(低速・上級)で自転車の進入ができません。
通行規制、大会の概要は、下記リンクをご覧ください。
https://lbt.biwako-moriyama.com/map
- イベント
ビワイチの日(11/3)2023ウェブサイトが公開されました!
今年も開催されます「ビワイチの日(11/3)」、「ビワイチ週間(11/3〜9)」。
期間中、ゲストライダーとして稲村亜美さんをお迎えする記念ライドを始め、滋賀県内各地で多くのイベントが行われます。
また、キャンペーンとして様々な記念品も当たります。
サイトの内容は、随時更新中です。
ぜひ、滋賀でのサイクリングをお楽しみください!
ビワイチの日ウェブサイト
https://biwaichi1103.pluscycle.shiga.jp
- イベント
滋賀県米原市じゃんけんライド(10/1)
10月1日(日曜日)、米原市で、じゃんけんライドが開催されます♪
じゃんけんライドは、じゃんけんで勝った人だけが、エイドの商品をもらえるシステムで、負けた人はあめちゃんがもらえます。ランチは付いていませんので、ご注意を。
そして、ゲストライダーは、あのサイクルガジェットTVのアヤさんです。滋賀県初開催!ということもあり、参加費も半額のお値打ち価格! さらに、現在、開催中のMYCLINGマスタンプチャレンジにも同時に参加できます! ぜひぜひご参加ください! この秋は、米原で盛りあがろう!!
お申込みは、コチラから↓
https://coubic.com/orangefit/4050257
コースマップは、コチラ↓
https://maps.app.goo.gl/qZxNtJthtGzWX57y6?g_st=ic
- イベント
秋の米原市E-Bikeゲレンデライド(10/28)
- お知らせ
【お願い】びわ湖一周サイクリング認定証のFAX申請について
いつもびわ湖一周サイクリング認定証をご利用いただき、ありがとうございます。
びわ湖一周サイクリング認定証はFAXや郵送でのご申請でも可能ですが、その際には必ずメールアドレスの記載をお願いいたします。
ご申請内容でお伺いしたいことがある際など、弊会からご連絡をさせていただきたい場合に必要となります。ご送付先等に不備があった場合、認定証の発送自体ができなくなる可能性もありますので、ご協力のほどお願い申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
- イベント
Myclingスタンプチャレンジ (8/26-11/30)
8月26日から、Myclingスタンプチャレンジが始まります♪
新幹線直結の米原駅サイクルステーションは、ビワイチのスタート地点であり、近江鉄道サイクルトレインの起・終点にもなっています。そして、そこから始まる「じてんしゃ旅」は、伊吹山麓の里山をはじめ、味わい深い旧街道、貴重な動植物が生息する水辺のスポットなど、バラエティに富んでおり、山から川、湖へといった水の繋がりや、そこに暮らす人々の歴史や文化、息遣いを感じることができます。また、車両の通行も比較的少なく、適度な坂もあり、自転車で巡るには、本当に良い地域です。
そんな「自転車の聖地・米原」を、ぜひ、愛車やレンタサイクルで巡り、マイクリングワールドを満喫してください!!
※詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.facebook.com/photo/?fbid=661129375983690&set=pcb.661133649316596&locale=ja_JP
https://www.facebook.com/photo?fbid=661129332650361&set=pcb.661133649316596&locale=ja_JP
- ツアー
米原市 E-MTBで遊ぶ 夏のゲレンデライド(8/19)
テーマは“大人の夏休み”
夏のスキーゲレンデをE-Bikeでリフト上の頂上を目指します。
まるでプライベートゲレンデのように満喫出来ます。
他にも林道や古民家の風景を楽しんだりと非日常を味わいます。
新幹線が止まる米原市ですので、遠方からのアクセスも良好です!
新幹線、電車でお越しの方は、米原駅からの無料送迎も致します。
前回予約頂いて来れなかった人も、今回初めての方も奮ってご参加ください。
笑いがこみ上げる楽しさをご体験ください。
オプションで8/19(土)の夕方から後夜祭または前夜祭として野外料理をして宿泊です。
(6名限定)
今回は、アグリコーテージでの宿泊です。
料理は、今年もおなじみ!餃子、冷し中華、麻婆豆腐、棒棒鶏をみんなで作ります。
アルコール・ノンアルコールでの乾杯を予定
大人の夏休みを体験し、今年一番の楽しい思い出を作りましょう!!
※詳しくはこちらをご覧ください。
https://coubic.com/orangefit/529760
- お知らせ
大音交差点のアンダーパス通行止めのお知らせ
長浜市木之本町の大音交差点で、ビワイチルートが国道をくぐるアンダーパスが、道路工事のため7月10日(月)~8月10日(木)の間通行止めとなります。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、よろしくおねがいします。
- ツアー
草津を自転車で楽しむ「あおばな&ひまわり街道ツアー」(7/30)
「あおばな」をご存じですか?
草津市の花であり、江戸時代から友禅染や絞染の下絵描きの絵の具として使用され、
夏になると畑に青色の花が一面に咲き誇ります。
ツアーでは、当市で「あおばな」を未来へ残すために活動されている農家さんで
あおばな摘み体験を楽しみます。
また、ai彩ひろばの道沿いに咲く「ひまわり」の鑑賞や、
市内の人気カフェ「NICOLAO」で草津の食材を使ったサンドイッチをご用意します。
各地へはサイクリングガイドがご案内します。
クロスバイクのレンタルも可能です。
草津ならではの夏の体験ツアーにぜひ、参加してみませんか。
参加費:おひとり 3,500円
定員:10名
レンタサイクル希望の場合は追加料金として おひとり1,500円
詳しくはこちらをご覧ください。
https://kanko-kusatsu.com/news/aobanahimawaritour.html
- 「びわこじてんしゃ」より
愛車じまん 上野 裕詞さん(大津市)
「びわこじてんしゃ2022 秋 Vol.20」より
「ビワイチ推進室で働かせてください!」
アウトドアが大好きな私は、志願して滋賀県ビワイチ推進室に配属となりました。
まずは恰好から、カッコいい自転車が欲しいと思って見つけたのがSPECIALIZEDのクロスバイク「SIRRUS3.0」。風を切って走る感覚がとても楽しいです。
合言葉の「#ビワイチしようぜ!」を広めてビワイチの魅力を伝えていきたいです。
- 「びわこじてんしゃ」より
ビワイチコミュニティ
20代最後の挑戦は、友人と心に残るビワイチ!/
びわ湖へのご恩返し サイクリストによるびわ湖一斉清掃
「びわこじてんしゃ2022 秋 Vol.20」より
1 20代最後の挑戦は、友人と心に残るビワイチ!
(愛知県刈谷市 ありほさん)
ビワイチに備えて半年の自主トレ
「20代最後の1年、何か挑戦したいね!」と小学校時代からの友人と話していたときに、思いついたのが『ビワイチ』でした。とはいえ、学生時代に運動部に所属していなかった私たちにとって200キロのサイクリングはかなり高いハードル。ハマイチ(浜名湖一周)やジムでのエアロバイクなど、二人で半年間の練習を積んで当日を迎えました。
お天気にも恵まれて快走
心配していた天気は、見事な快晴! 走り出す前は緊張していた私でしたが、湖や田んぼ、遠くに見える山々など綺麗な景色を見るうちに、その不安は拭われていきました。
ビワイチは比較的平坦な道が多く、ルートもわかりやすく、初心者の私でも気持ちよく走ることができました。
高校時代は自転車で一緒に通学していた友人と私。10年以上たってこうしてまた一緒に自転車で走れることはとても感慨深いものでした。そして、3日間かけて楽しみながら、無事にビワイチを達成することができました。
会う人々から応援をもらいました
道中では素敵な出会いもたくさんありました。予約がいっぱいで入れなかったものの、 「お水やお茶は足りてますか?」と追いかけてきてくださったお蕎麦屋のご主人。お店を出るときに「頑張ってね! また来てね!」と送り出してくれた焼き鳥屋のママと常連さん。1日目に綺麗な景色の前で写真を撮り合い、2日目に偶然宿泊先が同じで再会、「お疲れ様です」と声を掛け合った同じくビワイチ中のお兄さん。米原駅から明るく送り出し、帰りもホッとする笑顔で出迎え、思い出話を聞いてくれたレンタサイクルショップのお姉さん。
色々な方々の優しさに触れ、私たちのビワイチはさらに心に残る思い出となりました。 帰ってきて2週間ほどたちましたが、「ビワイチ楽しかったな~」と毎日のようにつぶやいていて、旦那さんに呆れられる日々を送っています(笑)
一生忘れられない体験をありがとうございました!
2 びわ湖へのご恩返し サイクリストによるびわ湖一斉清掃
(サイクルステーション大津港 坂口 誠也)
サイクリストもゴミ拾い
7月1日は「びわ湖の日」ということで、地域住民や企業の方も一丸となった「びわ湖を美しくする運動」に輪の国びわ湖の仲間と参加させていただきました。
当日は天気に恵まれ、猛暑につき作業時間に制限を付けての活動となりました。
今回はサイクリストとしての参加でしたので、自転車の後に牽引車を付けてゴミ拾いに向かいました。参加者は多く(大変ありがたいことです)拾うゴミが見当たりません! ゴミ拾いではなく、ゴミ探し状態になっておりました。それでも探せば、手で拾えるゴミから抱えきれないゴミまで多く回収することができました!
ゴミなき道を走りたい
日本は道路状況が良く、普段サイクリストの方は不安なく走れていると思います。ビワイチもコースが完成してとても走りやすくなりました。ですが少し前には、パンクは付き物のような時期もあったようです。ある方はイベント前に箒を背負い、ビワイチを走りながら、コースのゴミを拾い集められたそうです。するとパンクが減ったと仰っていました。
ゴミ拾いをする事で他のサイクリストにも気持ちよく走ってもらえるようになります。もちろん、普段から利用させていただいている滋賀の景観、びわ湖の美しさを守るためにも必要です。そんな思いを抱き、ゴミ拾いをすることができました。
また、自分の出したゴミは持ち帰ることも大切です! 捨てる人がなくなれば、不快に思うことや困ることもありません。自転車を使ってエコに移動しているのですから、ゴミを出さないエコもサイクリストとして取り組みたいと思います!
話が広がってしまいましたが、皆が気持ちよくびわ湖を利用でき、レジャーや観光を楽しめる場を提供するためにこれからも清掃活動に参加して参ります。
- 「びわこじてんしゃ」より
輪の国スタッフおすすめお立ち寄りスポット
味わい深い近江の旧街道を巡る旅 消えゆく街道「北国街道」を探して
「びわこじてんしゃ2022 秋 Vol.20」より
宿場町から旧街道の名残を追って
「すべての道はローマに通ず」と言いますが、江戸時代に例えるなら「すべての道は、京(都)に通ず」であり、滋賀県(近江の国)は、すべての道が結節する「道の国」でした。
米原駅から近江鉄道サイクルトレインで2駅移動すると鳥居本駅があり、そこには、中山道63番目の宿場町・鳥居本宿が広がっています。腹痛や下痢止めで有名な赤玉神教玉本舗が有名で、北上すると、峠に抜ける中山道と北国街道に分かれています。北国街道は、近江から日本海側へと抜ける街道ですが、時代の流れとともに道路も変わり、今や消えゆく街道となっています。
往時の姿を想像しながら走る
米原駅サイクルステーション付近は、かつて琵琶湖が広がり、彦根藩の保護を受けた米原湊が栄え、入江内湖を通じて、びわ湖から京の都へと物資が搬送されていました。
湊の繁栄により栄えた米原宿から旧国道8号線に沿って進むと天野川があります。飯村橋付近では、かつて橋がないため人足による川越がなされていました。長浜に入り、さいかちの木のある湖岸の道を進むと、長浜びわこ大仏があります。びわ湖に背を向けているのは、北国街道の旅の安全を祈願しているからだそうです。そして、ヤンマーミュージアム付近から街道の雰囲気がグッと高まります。黒壁エリアは、空き家を改装した様々な店舗があり、過去と現代の融合を楽しめます。建物にうだつがあり「うだつがあがらない」の語源も学べました。また、北国街道を行く旅人の中には、神の斎く島・竹生島の信仰に向かう人も多くいたようです。そして、その先は、七本槍で有名な酒蔵やお盆の大縁日で知られる木之本地蔵がある木之本宿へと続いています。
ビワイチも楽しいですが、消えゆく街道を探しながら、当時の風景に思いを馳せ、その痕跡を探しながら巡るサイクリングも乙なもの。旧街道のサイクリングの魅力は、時代の流れや風景の移ろいを感じることで、そこに住む人々の暮らしや文化が見えてくるところにあるのかもしれません。
(マイクリング・プロジェクト 横田 勝也)
- 「びわこじてんしゃ」より
びわ湖サイクルツーリズム最前線
11月3日は「ビワイチの日」!
初心者でも誰もが安全に楽しく参加できるイベントが開催されます!
「びわこじてんしゃ2022 秋 Vol.20」より
ビワイチの日とビワイチ週間が誕生
滋賀県は、自転車での地域振興に特化した条例としては全国初になるビワイチ推進条例を本年4月1日に施行し、11月3日(いいサイクリング)を「ビワイチの日」、同日から9日までを「ビワイチ週間」と定めました。
ビワイチの日・ビワイチ週間は、サイクリストの方々だけでなく、サイクリングに興味はあってもきっかけがなかった人やサイクリング初心者の方など、誰でも楽しめるイベントが、県内のさまざまな場所で実施されます。
トークショー、講座、ツアーなど
初年度になる今年は、11月3日(木・祝)に滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが自転車に乗ってPRされるほか、三日月知事と西川大使によるトークショーの実施も予定しています。
ビワイチ週間中の、11月5日(土)と11月6日(日)には、県内4カ所、道の駅 塩津海道あぢかまの里(長浜市)、南三ツ谷公園(彦根市)、ピエリ守山(守山市)、びわ湖こどもの国(高島市)に飲料や補給食を提供するエイドステーションも設置されます。
一部のエイドステーションではキッチンカーも出店する予定で、来場者へのおもてなしを充実させます。
また、親子自転車教室やメンテナンス講座、ガイドツアー等、サイクリングを滋賀県全体で、気軽に楽しく安全に楽しんでいただける取組が予定されています。
そのほか、ビワイチの日までの盛り上げのために、9月24日(土)には、県主催のプレライドイベントをはじめ、各地域で自転車スタンプラリーが予定されています。
びわ湖や滋賀県の自然、観光地等を満喫できるビワイチ。びわ湖一周はちょっとハードルが高い!という人も楽しめますので、11月3日のビワイチの日をきっかけに、サイクリング仲間になりたい周りの方を誘って、自転車に乗ってびわ湖岸や県内の観光地や景勝地をめぐるサイクリングを楽しんでみませんか。
(滋賀県ビワイチ推進室 上野 裕詞)
ビワイチの日ホームページ
https://biwaichi1103.pluscycle.shiga.jp
- 「びわこじてんしゃ」より
輪の国なう!
シンポジウム「びわ湖サイクルツーリズムが拓く持続可能な社会~SDGsと気候危機の時代に自転車旅ができる貢献~」を開催しました
「びわこじてんしゃ2022 秋 Vol.20」より
輪の国では、メンバーがワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。
サイクルツーリズムは持続可能性に貢献できるか
2月19日に開催した今回のサイクルツーリズムシンポジウムでは、「持続可能な社会を創るために、サイクルツーリズムができることは何か?」という問いに、サイクルツーリズムそのものの本質から考え直し、対話を深める場となった。
グローバルな視点からは、国連は2017年を「開発のための持続可能な観光の国際年」と定め、観光の役割に対する認識を広めてきた。これからの観光(ツーリズム)は、経済と社会、環境での持続可能な開発に大きく貢献する可能性を秘めているという。
それは、自然との触れ合いを通じて、資源の有効活用や気候変動・生物多様性に対する問題意識が高められ、課題の解決についても考える機会を得ることもできるとのことだ。
ツーリズムを通じてよりよい未来をつくる
私からは「ウェルビーイング ツーリズム」の提唱。ツーリズムを通して地域社会を、よりよく循環していけるエコシステム(生態系)にしていきたい。すなわち「地域の環境を再生し、地域で豊かに人々と生き物が暮らし、地域の文化を継承していく」こと。
サイクルツーリズムを体験することで、人と人、人と自然のつながりを感じること、文化や歴史と現在の暮らしに触れることで、日常生活では気づきにくい「生物多様性」を感じることもできる。そして、地域や社会、これからの未来のことを、訪れる人と地域の人たちと一緒に考えていきたい。
日本は古来、自然とのつながりを大切にし、人間は自然の一部として位置付ける習慣のある国であった。これからは、経済発展による都市化で失われた「心の豊かさ」を取り戻して、環境や社会を再構築し、循環させていくことが大切と考える。
後半のディスカッションで一致したのは、観光振興はあくまでも「手段」であり、「目的」ではない。そして、地域で観光を推進していくためには、ビジョンを描き、そこに進んでいくマネジメントが最も重要である。ガイドや宿泊施設、団体、企業、行政など地域に関わるステークホルダーが連携しながら地域のよりよい未来を創造していく工程の管理だ。
これから輪の国びわ湖が目指すもの
「輪の国びわ湖」としては、プラットフォームとしてそのあり方を確立し、環境配慮型のツーリズム、輪の国の原点である「環境と自転車の関係性」を見直していく。旅行者、産業、環境および地域コミュニティのニーズを満たしつつ、現在と将来にわたる経済・社会・環境への影響を十分に考慮したツーリズムを、開発から実施を重ねることで、人や地域に豊かさをもたらしていきたい。
(和ウトドア 福冨 雅之)
- 「びわこじてんしゃ」より
女子的ちゃり生活
初心者も完走できるよう先輩として
「びわこじてんしゃ2022 秋 Vol.20」より
冬美)今年は8人でビワイチして、うち4人が初体験者。全員が完走できて、みんな満足感いっぱいで終えられてよかったー。
小春)こんなツアーができるなんて、10年前は初心者だった私たちも成長しましたね!
夏希)小雨の中をカッパ着て走ったことも、道中のおやつも、修学旅行みたいに寝られたことも、ゴールの乾杯も、いい思い出になりました。
冬美)今回はメカに強い千秋さんがいなかったから、事前にみんなでパンク講習を受けてから出かけたら、見事にパンクしちゃって。役に立ってよかったわ。
小春)ほんと、一人じゃたぶん直せなかったけど、みんなそれぞれ覚えていることが違っていて、知恵を出し合って何とかなった感じ。
夏希)定期的にやらないと忘れるし、次もまた講習を受けていくといいかもね。
冬美)それにしても、イベントではなくプライベートツアーだったとはいえ、初めての人を連れて行くのは緊張しますね。
小春)私たちのビワイチは一蓮托生。一人もリタイアさせることなく走りきれるようにと思うと、やっぱり気を遣うね。
夏希)私が誘った後輩は二人とも走りきって、自信になったと思う。「今度100km走るんやろ、行くで!」って週末ごとに練習に連れ出しました!
冬美)それはすごい。1泊2日の北湖一周とはいえ初めての人がいきなりビワイチはきついですもんね。せめて中距離ぐらいはスポーツバイクで走っておいてもらわないと。
夏希)そうそう。「気軽に乗ってたら危険なスポーツ」と自覚していただきたく、ビワイチの前に90km走って、坂いって、ガタガタ道も走っておきました。
小春)一人で練習しといてっていうのも難しいし、次回は南湖一周を先にやりましょうか。あわせて完全一周!って。
夏希)初心者が手信号を出すのも危ないし、どういうときどうするかは先に共有しておいたほうがいいです。
冬美)今回は3年ぶりでいろいろ忘れていたけど、次回は事前準備と出発前オリエンテーションも丁寧にやれるようにしたい!
小春)楽しく安全に帰ってこられて、ビワイチ最高ってみんなに思ってほしいですもんね。
(輪の国びわ湖女子部・編)
- イベント
子どもビワイチ体験イベント 第1弾 いろんな自転車に乗ってみよう!(5/21)
希望が丘にめずらしい自転車が集合します。
ロードバイクやクロスバイク、タンデム(2人乗りの自転車)、eバイク、大人用自転車もあるので、親子でサイクリング体験ができます。
5月21日(日)10:00〜15:00
場所:滋賀県希望が丘文化公園 スポーツゾーン
(滋賀県野洲市北桜978)
参加費:無料
対象者:小学生から大人まで
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/event/331340.html
- お知らせ
「全国版 今こそ滋賀を旅しよう!」第2弾を延長します! さらに、全ての宿泊旅行に周遊クーポン1,000円を上乗せします!
現在、実施中の全国旅行支援「全国版 今こそ滋賀を旅しよう!」(第2弾)を、6月30日(金)(宿泊は7月1日(土)チェックアウト分)まで延長して実施します。(※対象外の期間有り)
また、滋賀県独自の上乗せクーポンについて、3月31日(金)からは5,000円以上の全ての宿泊付き旅行プランに対して周遊クーポン1,000円を上乗せして配布します。
期間延長について
対象期間
【現行】令和5年3月30日(木)
→【延長後】令和5年6月30日(金)(宿泊は、7月1日(土)チェックアウト分まで)
※ただし、令和5年4月29日(土)から令和5年5月7日(日)宿泊分(令和5年5月8日(月)チェックアウト分)は対象外となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/330834.html?fbclid=IwAR3N2Y3dXhoWBNJZ4lsHBLmIxFDL786yOfMmjAu_UYrCENnIVit1sZYsDig
- お知らせ
近江鉄道沿線のレンタサイクル店がweb予約を開始します。
江鉄道沿線地域公共交通再生協議会と滋賀プラス・サイクル推進協議会は、近江鉄道の利用促進および沿線の観光周遊を促進するため、レンタサイクルの利用促進を検討してきました。
今般、近江鉄道沿線の次のレンタサイクル店が、4月3日(月)から「ビワイチサイクリングナビ」アプリを活用し、新たにweb予約を開始しますので、お知らせします。これまでの19店に加えて4店が参加したことで、アプリの利用者は23店舗のレンタサイクル予約を活用できるようになります。