- 「びわこじてんしゃ」より
ビワイチコミュニティ 達成者の皆さんの声
「びわこじてんしゃ 2014 秋 Vol.3」より
子どたち達と一緒に走った「ビワイチ」。
二度目の挑戦で気づいたビワイチの魅力とは?
7月の3連休、ボーイスカウトの子どもたちと一緒に、私自身は2度目となるビワイチをしてきました。 滋賀県ではすっかり市民権を得た感のある「ビワイチ」というフレーズと概念ですが、久しぶりに実際に走ってみて、改めて気づけることがたくさんありました。
(1)1人の人間であることを誇りに思える
最近は何でもかんでも電気や石油で動く機械がやってくれるようになって、人間はどんどん無力になっていく気がしていました。でも、人間は、電気にも石油にも頼らずに、自転車に乗って、自分の体力だけで、あの大きな大きなびわ湖を、水平線の彼方まで、たった2日間程度で(人によっては1日で)ぐるっと一周できるのです。「ああ、人間って、車に頼らなくても、自分の力でこんな距離を移動できるんだ」「人間ってすごい!」自分に自信をなくしそうになった時、とても辛いことがあった時、「ビワイチ」は、そんなあなたに素敵な元気をくれるかもしれません♪
(2)「ビワイチ仲間」と知り合える
自分たち以外にも、たくさんの人たちが「ビワイチ」をしておられて、頻繁にすれ違ったり、抜いたり、抜かれたりします。たまたま同じ場所で休憩をしていた人に、立ち止まって地図とにらめっこしている人に・・・「ビワイチですか?」「はい、ビワイチです!」と、お互い、とても声をかけやすいんです。道を教え合ったり、おすすめの場所を紹介しあったり、時にはしばらく一緒に走ったり・・・。ひとつひとつの出逢いが、素敵な旅の思い出になります。
(3)自転車や徒歩でしか、行けない道がある
びわ湖沿いには、普段車であまり通らない素敵な道や、車が進入できない、歩行者や自転車だけのためのサイクリングロードや遊歩道が、けっこうたくさんあります。これらが、ほんとうに、とっても素敵なんです。特にオススメは、早朝の奥琵琶湖(大浦〜海津)、さざ波サイクリングロード(新旭の木津交差点〜水鳥観察センター間)、旧賤ヶ岳トンネルの峠道など。
ちなみに、今回は出発前にスカウトたちと、チェックポイントの「全クリ(全問クリア)」を目標とすることを約束。チェックポイントに着くたびにクイズを楽しんで、ひとつも間違えずに、いよいよ最後の1箇所。ここで間違えたら今までの努力が水の泡! 緊張の一瞬!
「ファイナルアンサー?」「うん、ファイナルアンサー!」(古い?)
答えを送信し、結果は……「正解です」! やったー、全クリ達成!!
この瞬間、スカウトたちは、何らかの「全問正解おめでとうございます!」とか「全チェックポイント制覇!!」的な、全クリした者だけが見ることができる特別な画面がスマホに現れることをものすごく期待していました。
「全問正解おめでとう画面」、つくってください! !
(藤田知丈さん)
※編集部注:「びわ湖一周サイクリング認定証」は、15箇所中4箇所以上で通過報告すれば発行されるので、全部のチェックポイントのクイズを正解した証にはならないのです。