- 「びわこじてんしゃ」より
女子的ちゃり生活 一日ビワイチをやってみると?
「びわこじてんしゃ 2015 夏 Vol.5」より
小春:ふたり、一日でビワイチしてきたんだって!?
千秋・冬美:ええ。でも、二度とやりません!
夏恵:何それ(笑)。なんでやろうと思ったの?
冬美:いつもは一泊二日だけど、私でも北湖一周は時速16kmなら10時間で回れるはずだから、挑戦してみようかと。
千秋:私は人にビワイチをすすめるとき、1日よりは2日間かけたほうがいいと身をもって答えたかったから。
小春:それで、楽しくはなかったんだ?
冬美:なんかね、速かった分だけ、それぞれの場所の印象が薄いの。
千秋:前半は楽しかったんだけど、後半は太ももの筋肉が痛んで痛んで、すべて台無し。
夏恵:聞くだけでつらそうだわ。どんな自転車を使ったの?
千秋:ロードバイクをレンタルしたら、ちょっとサイズが大きかったみたい。距離が長いと、この“ちょっと”がひびいた〜。
冬実:ロードという選択はよかったのよ。スピードにのって風を切って車道を進むのは爽快だったわ。
小春:じゃあ、自転車がちゃんと体に合っていたら、もう少しいい旅になったかもね。お楽しみの“立ち寄り”はどうだった?
冬美:陽のあるうちにゴールしたくて5時40分に出発したので、前半はほとんどお店が開いてなくて残念。
千秋:おいしいものを食べたのは「R cafe」でのランチぐらいかなぁ。落ち着いて休憩も取れなかったから、あんまり地元のいいものに巡り会えなくて悲しかった。
夏恵:んー。私は一日ビワイチは絶対やりたくないわ。
小春:私は興味はあるけど、誰かと一緒なら迷惑がかかりそうだし、一人だとトラブル時に対応できる自信はないし。
冬美:一日ビワイチって冒険かトレーニングであって、旅じゃないってことかな。
千秋:うん、12時間半かかったけど完遂はできたから、もう十二分に満足。人には勧めません。
夏恵:結局、女子向きじゃない感じ。
小春:女子ならやっぱり、美しいものとかおいしいものに寄り道しつつ、行程を楽しんで走るのがいいわよね。でなきゃ、びわ湖の魅力には出会えないわよ。