- 「びわこじてんしゃ」より
輪の国なう! 今年も盛り上がりました。サイクルツーリズムシンポジウム
「びわこじてんしゃ 2017 春 Vol.9」より
輪の国では、毎月第3水曜夜に南草津にメンバーが集まってワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。
輪の国では、滋賀県での自転車の活用をもっと進めていくため、公開で自転車に関する勉強会や講演会を開催しています。2月19日、多くの方に自転車の魅力とその可能性を知っていただくことを目的に、ビワイチ公式ガイドブック第二弾発行記念サイクルツーリズムシンポジウム「サイクリストが求めるもの〜魅力あるサイクリングコースとは〜」を開催しました。
■サイクリングツアーで地域をいかす
今回のシンポジウムでは、北海道ニセコで、主に台湾、香港、オーストラリアからのサイクリングツアーの集客に実績のある株式会社アーチ、ヒーロー北海道の高橋幸博氏をお招きしました。活動の実例から「地域資源をいかすサイクリングツアー〜地域のサイクリングルートづくりの大切さ〜」をテーマに、サービスにあった価格設定をしなければならないこと、また、雇用の創出や地元との連携が重要であることなどをお話しいただきました。
引き続き、滋賀県における自転車関係の活動について、守山市より市と市民で進めている取組、米原市より地元で活動するマイクリングプロジェクトについてお話しいただいた後、県のビワイチ推進の事業とあわせ、主催団体の五環生活と輪の国びわ湖推進協議会から活動報告を行いました。
最後に、高橋氏、輪の国びわ湖推進協議会・藤本会長、五環生活・田中代表理事の3人の方々に壇上にあがっていただき、滋賀大学環境総合研究センタープロジェクト研究員の近藤紀章氏の進行でトークディスカッションをおこないました。
■自転車で地域を盛り上げたい
会場からの「京都にくるインバウンドの観光客を滋賀へ呼び込むには」「地元でサイクルツーリズムを実際に動かしているのは誰?」「どうやったら稼げる体制になるか」「海外への広報の仕方は?」」「コースの見どころに地元のお酒(アルコール)をどうやって組み込めばよいか」など体制づくりから実施していく上でのポイント、様々な質問にもお答えいただき、活発な議論が展開されました。当日の模様は、YouTubeで配信予定です。
これからも、自転車でつながる輪を広げ自転車の活用をもっと進めていくため、こういった勉強会や講演会を定期的に開催していきます。
(稲永明子)