- 「びわこじてんしゃ」より
輪の国スタッフおすすめお立ち寄り情報 「高島、自然とともに生きるまち」コースを走って
「びわこじてんしゃ 2017 秋 Vol.10」より
ビワイチ公式ガイドブック 「ちずたび びわ湖一周自転車BOOK」お薦めコースから
5月の週末、あいにくの雨。予報では午後からは回復ということなので、ビワイチ公式ガイド「ちずたび びわ湖一周自転車BOOK」で紹介されているルートとは逆まわりで高島のまちを走ってみました。
米原駅サイクルステーションでお世話になり、レンタルした自転車をなんとか解体、袋に入れ、JR湖西線「近江今津駅」まで輪行。組み立ては自力で頑張り、いざ、出発です。
まずは高島バイパスを南下。第一のポイントは針江のまちに入るための分岐点。地図をチェックしながら田園風景が広がる道を走り、「Racinehome針江」に到着。「かばた(川端)」が再現された中庭を見ながら名物のとんちゃんから揚げ(鶏)や美宝卵のオムライスなどランチを楽しみました。
針江の魅力は、湧き出る水の美しさ。昔から「かばた」(湧き水)の水を生活に利用し、その水を汚さずに湖に返すという、水と人が共生する生活を今も続けられているところです。見学は事前予約が必要なため、今回は少しだけ集落の中をゆっくり走らせていただきました。
針江を後に、湖周道路まで出てしばらく走り、安曇川を越えたところで、安曇川駅方面をめざします。途中、「この道のほうが近道?」と思いましたが、やっぱりコース通りにと走っていると、近道と思った道路を下校時の小学生が。なるほど、地元の方が作ったコースは思いやりがあふれています。
安曇川は日本陽明学の祖・中江藤樹ゆかりのまち。まずはガイドブックに紹介されている「西近江湖風菓 とも栄藤樹街道本店」に立ち寄り、見事な工芸菓子を拝見しながら甘いものを堪能。
そこから湖方面に走っていくと、雰囲気の残る街道沿いに中江藤樹記念館、墓所、史跡藤樹書院など次々と見所があらわれます。藤樹神社で少し休憩。ぶらぶら歩いていると、インパクトのある中国式の庭園「陽明園」が。思わず記念写真をパチリ。
そこからしばらく走り、鴨川に沿ってまたまた湖岸へ。湖周道路を走って高島を目指し、城下町の雰囲気が残る高島びれっじに立ち寄ります。ここにはカフェやパン屋、酒屋に体験工房などユニークなお店がレトロな雰囲気で軒を連ねています。
ここまでくれば高島駅はすぐそこです。
(輪の国びわ湖推進協議会 副会長 稲永明子)