- 「びわこじてんしゃ」より
女子的ちゃり生活 もっと気軽なサイクリングの愉しみ
「びわこじてんしゃ 2018 春 Vol.11」より
小春:ビワイチは楽しいけれど、やっぱり150から200キロという距離は、敷居が高いと感じる人も多いわね。
夏希:別に一度でびわ湖を一周しようとしなくても、もうちょっと気軽に楽しむのもいいんじゃないかな。滋賀はいいところいっぱいあるし。
冬美:内陸部もいいよね。高い建物が少ないから、どこも見晴らしがよくて開放感がすごくある。田んぼや畑のそばは季節がよく感じられて好き。
千秋:この前行った3月3日のサイクリングではひばりが鳴いてましたね。花粉症の人がいなくてよかった(笑)。
小春:季節を感じるのは自然だけじゃなく、伝統行事もね。五個荘での近江商人の雛人形めぐりはすごくよかったな。
千秋:私は小幡人形という五個荘の郷土玩具も気になりました。
夏希:「小幡でこ」ね。おうちにあがらせていただいてゆっくり地元の文化にふれるのは、ビワイチではできない楽しみ。
冬美:古い町並みの中を行くときには、宝探しをするようなわくわく感があるね。暮らしをのぞかせてもらってる、お邪魔させてもらっているという気持ちで、そろりそろり進むのも悪くない感じ。
千秋:中山道の鳥居本や愛知川あたりの雰囲気もよかったですね。
小春:どこに行っても見どころ満載というのが滋賀のすごいところ。ビワイチOK、でも、湖岸からちょっと入れば全然違った景色が見られるし、新しい体験ができる。
千秋:湖・山・川、街道などそれぞれに楽しめますね。
小春:あの日に見た最高の景色は、彦根市の三津屋の湖岸でベンチに座って見たびわ湖。走っているだけでは気づかない、腰かけることで、びわ湖もいつもと違って見えたよ。
夏希:あのベンチは休憩ポイントや休憩の仕方の大事さを教えてくれた気がするな。
千秋:お雛様の前に置かれていた座布団といっしょですね。眺望点というか、見てもらいたいという地元からのメッセージが心に響いたわ。
冬美:1泊2日の行程のビワイチも楽しいけど、もっと気軽に、サイクリング初めての女性にも走ってもらえるコースづくりもしてみたいね。
(輪の国びわ湖女子部・編)