- 「びわこじてんしゃ」より
びわ湖の快適・安全な走り方 自転車は道のどこを走ったら いいのでしょうか?
「びわこじてんしゃ 2018 春 Vol.11」より
「自転車は車道の左側」と言われますが、車道は危ないし、歩道を通っていいところもあるみたいだし、びわ湖の湖岸道路も歩道が自転車用に色分けされている所もあります。自転車はどこを走ったらいいのでしょうか?
自転車は道路交通法では「道路(車道)の左側端」を左側通行することと定められています。自転車は「車両」で、歩道を走ると歩行者にとって危険だからです。ただし、「普通自転車歩道通行可」の標識のある所などでは例外的に(もちろん歩行者優先で)歩道通行が認められています。ただし必ず徐行(すぐに停まれるスピードで走る)しなければなりません。びわ湖の湖岸道路で歩道側の自転車道のように見える所は、普通自転車歩道通行可の歩道ですので、歩行者優先、徐行が必要です。
滋賀県では、自転車を楽しむ方々が車道を安全に楽しく走ることができるように、自転車走行空間の整備を進めています。
その一つが、路面に表示した矢羽根印。2018年度中に県が管理する全長134.8km(2017年度末までに76.6km完了)に矢羽根印やビワイチのロゴマークを表示し、車を運転する方に「ここは自転車が走る道」ということを意識してもらい、また、ビワイチを楽しむ方がルートを外れることのないように整備を進めています。
また、車道の左側を広げて自転車レーンを確保する工事も徐々に進めています。あわせて、道路構造上、危険な地域は、迂回ルートを案内することも検討されています。民間でも、地元の有志の方がゴールデンウィーク前に、道路上の危険物を取り除くための「お掃除サイクリング」なども企画されています。
自転車、歩行者、自動車を利用する人それぞれがお互いを思いやり、美しいびわ湖の風景と滋賀の魅力を堪能できるよう、一人一人ができることを考え、提案、実行していきたいですね。