輪の国なう!
輪の国びわ湖は次の10年を見つめて走ります

「びわこじてんしゃ2021 春 Vol.17」より

輪の国では、メンバーがワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。


 輪の国びわ湖では毎年1回、日ごろの雑務から離れて中長期の戦略を考えるための丸一日の会議「リトリート」を開催しています。昨年は2月に実施し、この1年の重点取組課題を定めました。「自転車新文化の創造と提案」「広報および情報発信」「市民活動のネットワーク化と行政との連携および調整」の三つです。

 さらに、2009年の設立から10年経ったので、ビジョン(めざす理想の社会)とミッション(社会的使命)も見直そうということになり、月例ミーティングで継続審議した後に、6月から2週間おきに集中ミーティングをオンラインにて開催。コロナ禍で人との関係が希薄になる中、私たちはいつもよりよほど濃密に議論を重ねてきました。

 そして完成したのが、下図のものです。設立から10年使ってきたもの(上図)に比べて、「自転車によって社会をよい方向に変えていく」ということを前面に出しました。

 さらに次の展開を目指し、自転車に携わる滋賀県内の様々な人の想いをつなぎ、社会への影響力を強くしていくために、輪の国びわ湖は広く会員を集めていくことにしました。

 3月20日にはサイクルツーリズムシンポジウム2020-2021を開催し、県内外の自転車関係者とつながりを深めました。また、来春の出版を目指し、新しいビワイチガイドブック制作のプロジェクトを、たくさんの人たちと進めていきます。

 これからは、つながった人たちと共に、輪の国びわ湖の新ビジョン「自転車でつくる 地域と未来を豊かにする社会」とはどんなものなのか、めざす社会像を具体化し、そのための中長期計画を考えて実践していきます。

 自転車で明るい未来を切り拓くことに関心のある方は、ぜひ私たちの輪に加わってください。今年も公開学習会・輪学ほか様々なプロジェクトが動いていきます。ご関心のある方は輪の国びわ湖のWebサイトをご覧いただき、コンタクトしてください。

(南村 多津恵)