- 「びわこじてんしゃ」より
びわ湖の快適・安全な走り方
大津湖西のビワイチルートが変わりました
「びわこじてんしゃ2021 秋 Vol.18」より
びわ湖一周ルート「ビワイチ」は、2019年11月に、国の公式サイクリングルート「ナショナルサイクルルート」として認定されました。 このナショナルサイクルルートには、安全に走れること、その地域の人に迷惑にならないこと、など厳しい基準があります。 道の整備などが徐々に進められているところですが、問題がある場所もあります。
その中で高島市の白鬚神社前と共に問題になるのが大津市の湖西側。JRの駅でいうとだいたい堅田−唐崎の区間は、幹線道路の県道(「ビワイチ上級コース」に指定されている)は車が多いため、県道近くの裏道がビワイチルートになっていました。 ただし、このルート、住宅街や人が多く歩いている駅前広場を通るなど、自転車がスピードを出して走るとそこに住む人々に迷惑になりそうなところが多くあります。そこで、この区間は山沿いを通るルートに変更されました。今年の3月に改定された、滋賀県の公式マップ「ビワイチサイクリングマップ」には、「ビワイチ低速コース(ナショナルサイクルルート)」としてこのルートが載っています。
この山沿いのルートは、自然の中を走れて、西教寺や坂本など見どころもあって、中級者以上にとっては非常にいい道なのですが、坂がキツイ! 初心者には「ムリ!」というレベルですし、大津スタートでビワイチすると、最後の疲れたところで坂を登ることになってしまいます。 坂の苦手な方は、今まで通りの県道近くのルートを走ることをお勧めします。「ビワイチサイクリングマップ」にはこちらも「サブルート」として載っています。ただし、スピードは控えめで。 速く走りたい人は県道や山沿いのルートを選んで、それぞれのレベルに合わせてビワイチを楽しんでください。
(藤本 芳一)