びわ湖の快適・安全な走り方
ビワイチルートの整備が年々進んでいます

「びわこじてんしゃ2023 春 Vol.21」より

 今年もサイクリング、ビワイチのシーズンになりました。ビワイチする度に感じるのは、年々道の整備が進んでいることです。

 ここ数年で一番大きく変わったところは、湖北の高月から木之本にかけての余呉川沿いの道です。以前は、反時計回りでびわ湖を走ると余呉川の右にある県道がルートになっていました。割合交通量が多いのですが道路は狭く歩道は右側で、自転車は法律に従って左側を走ると、車と並走しなければなりませんでした。しかし、川の左側の未舗装だった道がすべて舗装され、そこが新しいルートに指定されて安全に走れるようになりました。この区間の北の端、余呉川が国道8号と交わる大音の交差点は、形が複雑で渡り方が難しかったのですが国道の下のトンネルで抜けられるようになりました。

 ビワイチルート中一番の難所、白鬚神社前も国道のびわ湖側の路肩が広げられ、以前よりいくらか走りやすくなりました。

 近江八幡の手前で平坦な道の途中にいきなり山が現れ、車が多く路肩の狭い道で坂を登らなければならなかった岡山のところも、道路の拡幅工事が進んでいます。

 ビワイチルートは、初心者やファミリー向けの「低速コース」とスポーツとしてサイクリングを楽しむ人向けの「上級コース」の両方が整備されています。上級コースは、車道を車と一緒に走るところが多かったのですが、車道側の自転車専用レーンが徐々に整備されています。

 標識や路面の矢羽根印、ブルーラインの整備も進んでいて、それに従えば道を間違えることもなくなってきています。

 こんな風にどんどん走りやすくなっていますので、これまで尻込みしていた友だちも誘って、今年もぜひビワイチに挑戦してください! 

(藤本 芳一)