輪学 2024年度 第1回「自転車道・カーゴバイク・サイクルトレイン──世界で進む自転車活用のキーワード」

2024年11月8日(金)に開催した勉強会です。

クルマから自転車・公共交通へ。環境に配慮し、人にやさしく住みよい地域を作るために、世界は今、大きく動いています。
先進国を中心に自転車道整備、そしてカーゴバイクやサイクルトレインの利用促進が行われ、これらは既に当たり前の社会インフラになりつつあります。
多くの街でクルマの車線を削って自転車道が作られています。
カーゴバイクは、大きな荷物を運搬でき、トラックの代わりになります。子ども乗せ自転車としてもよく使われ、重心が低く子どもが前に乗るので親からよく見えるため日本の子ども乗せ自転車より格段に安全です。
近距離移動に適した自転車と、中長距離移動に適した鉄道を組み合わせられるサイクルトレインがあれば、クルマが無くてもどこでもスムーズに移動することができます。
世界各地を自転車で走り、自転車活用の先進地域を見てきた輪の国びわ湖会長の藤本が、この三つのキーワードを元に世界各地の事例を紹介します。

藤本芳一プロフィール

輪の国びわ湖推進協議会 会長
自転車ライフプロジェクト 代表
自転車マップ作りを中心に、自転車の良さを多くの人に伝え、自転車のファンと適正な利用者を増やしていくための活動を行っている。
これまでに日本全都道府県と海外55ヶ国を自転車で走る。
共著に『ビワイチ公式ガイドブック びわ湖一周・滋賀じてんしゃ旅』(八重洲出版)『サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域』(学芸出版社)等。

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。