- セミナー
サイクルツーリズムシンポジウム2024
「サイクルトレインは地域活性化の鍵となるか
自転車と公共交通でつくる新しい旅と日常の形」(2/16)
列車に自転車をそのまま載せられるサービス、サイクルトレインは、ヨーロッパなどではすでに一般的であり、休日に自転車を列車に載せて遠方までサイクリングに出かける光景も珍しくありません。
日本では、自転車の車輪を外して袋に入れ、列車に持ち込む「輪行」という方法が一般的ですが、初心者にとってはハードルが高いものです。しかし近年、サイクリングによる地域の魅力発信や、鉄道利用の促進を目的に、日本でもサイクルトレインが増加しています。
今回のシンポジウムでは、国土交通省等で自転車活用推進、公私とわずサイクルトレイン等を拡げる運動に取り組んでこられた金籠史彦さんから自転車と公共交通、それらの相互連携による交通まちづくりのお話を伺います。
また、各地でサイクルトレインに取り組んでいる鉄道会社から、その取り組み内容、利用状況、課題についてお話を伺い、今後サイクルトレインが果たす役割、そして日本でサイクルトレインをさらに普及させるために必要なことを参加者の方も交え、考えていきます。
日時:2025年2月16日(日) 12:30~16:30(開場12時)
場所:コラボしが21 3階大会議室
滋賀県大津市打出浜2番1号
・JR琵琶湖線(JR東海道本線)大津駅よりバス約7分、または徒歩約20分
「膳所」駅より徒歩約15分
・京阪電鉄「石場」駅より徒歩約3分
※会場へは公共交通機関または、自転車をご利用ください。
内容
◆基調講演 「自転車×公共交通」 金籠 史彦 氏
◆事例紹介
・近畿日本鉄道株式会社 名古屋統括部 運輸部 営業課 課長 山本 淳 氏
・JR西日本 和歌山支社 地域共生室 課員 大石 有希子 氏
・近江鉄道株式会社 鉄道部 鉄道営業課 課長 和田 武志 氏
◆パネルトーク
・パネリスト
金籠 史彦 氏
山本 淳 氏
松田 彰久 氏(JR西日本人財戦略部 担当部長・元和歌山支社副支社長)
和田 武志 氏
・コーディネーター 南村 多津恵(輪の国びわ湖推進協議会/くうのるくらすの創造舎)
※シンポジウム終了後、17:00より会場近くにて懇親会(参加費3,500円)を行います。
■参加費:無料
■主催:歴史街道推進協議会、輪の国びわ湖推進協議会
■後援(予定):近畿日本鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、近江鉄道株式会社
■申込み:こちらの申込み画面〈https://www.biwako1.jp/simpoform〉
もしくは、参加者全員のお名前、代表者のご住所、所属、メールアドレス(または電話番号)、シンポジウム、懇親会それぞれの参加・不参加をご記入の上、メール、ファックスからお申し込みください。
・メール:cycle@rekishikaido.gr.jp
・FAX:06-6223-7234
※シンポジウムのテーマに関して、聞いてみたいことがありましたら、申込時にご記入ください。
講師紹介
金籠 史彦〈かねこ ふみひこ〉氏
(元)国土交通省 自転車活用推進本部 事務局次長/道路局 参事官
(現)内閣官房 新しい資本主義実現本部事務局 内閣参事官
1976年生まれ、東京都出身。2001年に東京大学経済学部卒業後、国土交通省入省。
外務省在ジュネーブ国際機関日本政府代表部参事官出向、国土交通省海事局総務課企画官等を経て、2021年~2023年に府省庁横断の自転車活用推進本部事務局次長として自転車行政に携わり、2023年より現職。
学生時代から、自転車サークルの代表を務め自転車で日本列島縦断やアメリカ大陸横断を経験する等、自転車にのめり込む。
現在も、家族や仲間とともにロードバイクやMTBに乗り、トライアスロンに出場(LAKE BIWA TRIATHLONに3大会連続完走)する等、プライベートでも自転車を楽しむ。
自転車活用推進本部在職時代以来、サイクルメディアとタイアップした「サイクルトレイン応援ラボ」メンバーとして、自転車と公共交通機関の連携を進めるべく、同志とともに全国を駆け巡りながら、公私を問わずサイクルトレイン等を拡げる運動を続けている。
山本 淳〈やまもと あつし〉氏
近畿日本鉄道株式会社 名古屋統括部 運輸部営業課 課長
入社後は車掌、運転士、助役と鉄道の現業職場で経験を積み、管理部門に異動後は職場運営を学ぶ。その後異動となった流通事業本部(現・近鉄リテーリング)では、マーケティングやアカウンティングに関する実践を重ね、サービスエリアの運営全般に取り組んだ。現職では沿線の自治体や企業と協力しながら、地域における観光の課題解決や魅力発信につながるような、鉄道を活用した旅行業・イベントの実施に注力している。
大石 有希子〈おおいし ゆきこ〉氏
2010年JR西日本入社。和歌山支社地域共生室 課員
2021年7月からサイクルトレインの企画・運営を担当。
現在凝っていることは、熊野古道ハイク、サイクリング。
松田 彰久〈まつだ あきひさ〉氏
1994年JR西日本入社。駅・車掌・駅長などの現業機関、間接部門(企画、人事、広報など)、和歌山支社副支社長を経て、2024年7月から本社人財戦略部 担当部長。
2021年6月からサイクルトレインチームのリーダーとして、和歌山県内でのサイクルトレイン施策を推進
和田 武志〈わだ たけし〉氏
近江鉄道株式会社 鉄道部 鉄道営業課 課長
1991年近江鉄道入社。駅務掛、運転士、運転指令、ダイヤ担当、運転管理者などの鉄道事業の職歴を経て、2015年から2023年まで構造改革推進部で鉄道事業の在り方検討、自治体や住民の皆さまとの交渉窓口を担当。2023年からは鉄道部で地域協働の取り組み「近江鉄道みらいファクトリー」の事務局長を務める。
現在は鉄道営業課課長としてにぎわい創生と地域共生に取り組んでいる。FMひがしおうみで月1回のレギュラー番組を担当するとともに産経新聞で3週間おきに近江鉄道各駅を紹介する記事を連載中。
南村 多津恵〈みなみむら たずえ〉
輪の国びわ湖推進協議会 運営委員。会議ファシリテータ、市民活動&環境学習コーディネータ、環境カウンセラー
環境NPOと行政の職員を経て、エコ&ファシリテーション事務所くうのるくらすの創造舎 代表。環境の側面から自転車と公共交通を活かしたまちづくりやエコ交通の普及に取り組む。
人と環境にやさしい交通まちづくりプラットフォーム滋賀(やさしい交通しが)副代表、(一社)滋賀グリーン活動ネットワーク・エコ交通研究会 事務局。